2012/03/02

Gecko+G3[トリミング&加工]


今期購入の[ ARUMADA TST ]に合わせ、巷で噂の[Gecko]購入。
ただこの[Gecko]、チトシート不要の革命的スキンである反面、新しい道具なだけに耐久性や使用感はまだ不確定な面がある。

使えないテールフック
その一つにテールフックのテンション不足。
※これが、全くテンションのかからないナイロンベルトで取り付け構造も?
いささか安易な構造と思える。

既存メーカーのG3やBDと比べると、プロダクツとしての完成度は、至る所で低い。※本品のみならず、付属品(スタッフバッグ)などの作りは既存のメーカーはさすがである。

そのため、ネットでも[G3]パーツを使った加工が
半ば当たり前になっているようだ。
で、僕も

[追加パーツ]
■G3 テールコネクターKIT
■G3 ツインチップコネクター

道具
■サインペン:マーキング用
■トンカチ:リベット潰し用
■カッターの刃:トリミング用(新品)
■BDグロップストッパーワックス(シール用ワックス)
■スコヤ(定規がわり別に無くても・・・)
■金床(鉄の下敷き)
■はさみ
急遽準備した道具
■3.5mmドリル+電動ドリル(急遽用意):リベット穴用
■半田コテ
不使用だったもの
■ポンチ:穴開け用(今回サイズが合わず不使用)
■ピケ:ほつれ止め液(今回のスキンは必要がなく基本不使用)
を用意し、取り付ける事に・・・

ークライミングスキンのトリミングー
この行程はどこのメーカーでも同じだが基本的にスキーの形状に合わせてカットする必要がある。
もっと丁寧に紹介しているブログは沢山あるがあえて…書かせて頂く。
専用のトリミングツールも市販されているが、まあ不器用な方でもないので、

■まず、スキンののり面に付いているフィルムを剥がす。
※全部一気にはがしてよく、フィルムも再利用する機会は無いので捨てて良いのだが・・・幾つかのブログでフィルムと共にの裏面の剥離があった!とのネガな記載があり、警戒しながらゆっくり剥がす。

■カット前のスキンを正確にスキーのセンターに貼る。

■浮きが無いよう[シール用ワックス]でトップからしごく。※ついでにシールの防水、滑走性を高める。本来はべつにてでしごけば良いと思う。

■エンドの長さをとりあえず、適当な長さで切る。

■一段階目のカット:スキーの幅でいったんカット。エッジに沿って両端をカッターの刃をエッジに押し付けながら再度カーブに沿って正確にカット。カットするたびに切断面を掃除機で吸引(以後も同様)。※この段階でスキンはスキーの幅でカットされている。

■二段階目のカット:スキーサイドカーブでカットされたシールをどちらかにエッジ1本幅分だけ(エッジだけ出す)ずらして再度スキーに貼付ける。

■再びワックスでしごき、浮きが無いようにする。※特にカット幅が数ミリと狭いのでエッジ際は浮きが無い様にしっかりしごく。
■はみ出た(エッジ1本分)分を、正確に一気にカットする。
※この段階ではエッジ1本分狭い幅ででカットされている。

■再びシールを貼り直し、今度は反対側にエッジ2本分を内側にずらして貼り直す。

■再びワックスでしごき、浮きが無いようにする。

■はみ出た(エッジ1本分)分を、正確に一気にカットする。
※この段階でエッジ2本分狭い幅ででカットされている。これでトリミングは終了。
張り流しで使用するならこれで終わりだが、そうも行かないので・・・

つづいて、

ーG3 テールコネクター&ツインチップコネクターの取り付けー

■テールコネクターKITに付いている、ノーマルのフックを取り外しツインチップコネクターと差し替えた。
※このノーマルフックもツインチップコネクターも、かなりタイトなクリアランスの為、
丸ごと総てのパーツを持って風呂に入り、十分に温め湯船につかりながら、引き抜き、新しいコネクターを差し込んだ。

■まずは、先ほどのスキンを使用時同様にセンターに貼る。

■風呂で組んだテールフックを指定のホールより1つ穴分長くセット(指定は6穴残し、5穴残しにしてベルトを長く)してマーキング。
※実際の使用時はテンションをかけ貼るため、この時点で指定通りの位置だと緩くなってしまうと考えた。

■マーキング内側でカット。

■リベット穴をポンチで・・・
ここで問題発生!
リベットのサイズ3.5mm位のポンチが無い事に気がついた!
大きい穴にしてしまうと固着に問題が出ると思い、急遽ドリルで対応!
しかし、ドリルだと先が踊り位置が定まらず、毛が巻き付き穴が開かない。
困った・・・・

□急遽:半田コテでマーキング部を溶かしおおよその穴を開け、溶解し、硬化した所をあらためて3.5mmのドリルで穴を広げた。

■のり面から金具とリベットを刺し、ベルトを金具でサンドイッチする。

■そのまま、テールの周辺のみ剥がし、金床(鉄の下敷き)をスキーとスキンの間に挟む。
■金床の下にバイスが位置する様セットし、トンカチでリベットを潰す。
※この時、金具の裏表を迷ったが結局同一方向でセットした。
※パッケージに取り説が無かった。正解は?

■後はテールのスキンの処理、直線でカットするのが通常だが、あえてアールでカット。
※はさみで切った。剥がれるようなら直線で内側に切ろうと思う。
これで、終了。(もう1本やってね・・・。)

大方上手くいった。
ただ、テンションをかけ、はり直してみる。
直線的にテンションがかかった状態では、しつかりしているが
ツインチップコネクターも強く横から力がかかると外れるかも?
案外板のアールの方が大きくて横に滑る傾向がある。
まあ、役に立たないノーマルフックとは比べようも無いが、ちょっと不安。
とにかく登坂中に外れるのだけはカンベン。
この週末、ホーム(裏?)で実戦だ!

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