2012/05/31

11'-12' OGASAKA GS23 [プレート交換]#4


ビスを外し、とりあえず[FM600]を[TRIUN GS23]に移した。
ここまでのプロセスはこちら・・・・

[RC600GR]のプレートはビスに稼働域がもうけられているものの、プレート裏のスキーに接する面は薄い滑り止めのゴムが貼られ、スキーに密着する様な素材になっており、ビス穴付近は、若干その分隙間があり、スキー側のトップシートのビスを揉んだ際の盛り上がりも、あまり気にならない様な形状になっていた。
※比較的、板と密着して固定されるプレートだという事。
当然、エネルギーロスも少ない代わりに、しならせるにはエネルギーがいる事が容易に想像出来る。その上硬いのだから・・・

しかし、[FM600]の方は経年劣化?もあると思われるが、裏面に密着しそうな素材ではなく、ビス穴周辺の方が若干高く設定されており、むしろトップシート上をプレートが滑り易い形状となっていた。
※つまりこのプレートは固定されているトップ側の2本意外はプレートがスキーの上でスライドするので、容易にブーツトップを中心にしなるが、エネルギーロスも大きい操作性を重要視したプレートと言える?

そうするとビスを揉んだ際の膨らんだトップシートをそのままに[FM600]プレートをつけると点で接する事になり、あまりに接地面が少なくなるので、カッターの刃でビス穴周辺を平にした。
※これで幾らかは面での接触になるだろう。

あと少し気になるのが・・・

[FM600]のビスと[RC600]のビスが、微妙にスクリュー部分が少し太さが違うような?

※#1でも書いた様に、ネジの+部の形状が違った事もアリ、若干の仕様変更はある物だと思われるが・・・スクリュー部も全く同じと言うわけにはいかないようだ。

といっても、サイズが違うという程でなく、年式による生産ロットの違いというレベル。

当初、ビスとプレートは同年式の物を使う予定だったが、仮止めしてみた際1本だけトルクが浅い(手応えが軽い)ビスがアリ、そのビスを[RC600]のビスで締めるとやはりキチット締まるので、やはり板側に合わせたビスを使用する事にした。
※本来なら始めからそうするべきだった。

まあ、気を取り直しビスを全て外し、タイトロックをつけ直し締め直した。

ようやく同じトルクで20本締まった。

しかしこれで、[KC-RV17]もジャンク行き!?

コイツも恐ろしく手間をかけてワックスを入れたのでものすごく勿体ない・・・・



2012/05/30

11'-12' OGASAKA GS23 [プレート交換 ]#3


[OGASAKA]のプレートのビス位置は3種(2TYPE)共に同じだった。
※考えてみれば、作業性の効率からもジグは兼用だろうと想像がつくが・・念のため現物合わせしてみないと安心出来ずに、一応確認。

となると、

[TRIUN GS23]の[RC600]プレートと、[KC-RV17]の[FM600]プレートのビス穴は兼用出来る。

現在、[KC-RV17]には[MARKER]の廃盤モデル?[COMP 12.0]クラスのビンディング(BIN)が付いている。

プレートがスワップできるので、BINもそのまま移行出来る事になる。
※正確にはBINは同クラスのモデルで[FISCHER WC GS23 ]に付いているモノを使う予定。正しくは3機のスワップになる。

これで、メンドクサイBINの穴開けをしなくて済む。
正直、テンプレートもなくて、ちょっとおっくうだった。
新たにドリリングする必要も無く、ドライバーだけでスワップ出来る予定だ。

[KC-RV17]は直接[OGASAKA]でBINの取り付けも行った純正使用?で、[TRIUN GS23]も、もちろんプレートはメーカー出荷時のものなので、取り付けは共に同社がした物だ。

以前、自分でもBINの取り付けはしているので、BINの
正直、メーカー取り付けと言ってもこんな物か?
というのが、外してみた感想だ。

というのも、
□プレート、BIN共にビス穴の面取りはされていない。
※一般的にはBINが浮く原因にもなる為削るのが一般的だと・・・
□BINは樹脂プレートに取り付ける為か、ゆるみ止めや、防水液を添付した形跡は無い。
□プレート側はさすがに、穴側がスキーになるのでゆるみ止めの添付後はあったが、防水液は無い様だ。
※実際、スキー側は構造材に木を含むはずなので、厳密には防水液を使用する必要があると思うが?

※定説的には、ビスを揉んだ際トップシートが膨らむので、面取りをするのが常識と思っていたが、ビス穴の面取りをしない事で、盛り上がったトップシートが、それがパッキンの役目をする事で水の浸入を防ぎ・・・・あえて削らないのか?
んな訳ないよなぁ〜。

防水液については[ARMADA]の時はエポキシを使ったが、後で取り外す様な事がある場合、少し強すぎる。

といっても木工ボンドではいささか不安なので、とりあえずメーカー仕様にならい、ネジの弛み止めだけ用意した。
[LOCTITE 243]。
ヘンケルの中程度のゆるみ止め用接着剤。
とりあえず、コイツを添付して組みたいと思う。
※BINも添付する予定。

BINのビス穴はすべて、止め穴なので、ビスの先に少量つけて締めれば、適度に弛み止めがいきわたるはずだ。
※現にメーカーの仕様もビス先だけの添付だった。

プレートはBINを全て外さないと、プレートのビスにアプローチ出来ないので、面倒だが全て外す。
※もちろんポジドライバーを使用。

プレートも同じくポジドライバーではずす、つもりだったが
何故か[FM600]のビスはポジではなく、通常のプラスドライバーじゃないと入らなかった。
※この辺りは、年式で小変更があるのだろう。

外してみると、やはりプレートとスキーの間に水が浸入した汚れ後があり、ビスにも酸化の後があった。
やはり、ビスの防水は必要だと思うのだが・・・・

とりあえず2機とも板だけの状態になり
後は、組み替えるだけだ!




追記ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今さらですが、BINの付いたプレートを1セット持っていれば、[OGASAKA]のプレート付き板は、
今後BINの取り付けをする必要も無い。
永久使い回し(規格が変わるまで)が出来るという事じゃない?!!
これならプレドリルされた外車と遜色無いんんじゃない?(もちろん自己責任ですが)
※プレートは新品のまま余りますが・・・まあ、そこは・・・(自粛)



2012/05/29

11'-12' OGASAKA GS23 [プレート考?]#2

取り外したGRプレート

今回の[11'-12' OGASAKA TRIUN GS23]はプレート付きのモノで、[RC600GR]という
いかにも硬そうなプレートが付いている。


[OGASAKA]のプレートには
とりあえず外してみた。
■RC600GR
■RC600FL
■FM600
という3種類の設定がある。

大まかには上から硬い順になっている。

センター後ろの2本だけ固定ビス
ネーミングからも解るように、[RC600GR]と[RC600FL]は同一の形状、構造で硬さの違いで比較的設計の新しいプレートだ。
※FLはオールプラスチック、GRはセンターに金属プレートが入り、見るからに硬いし重い。

それに対し[FM600]はカービング創世記から形状を変えつつも熟成されたプレートで、センターにリブも入り、基礎モデルの基本プレートになっているようだ。

正直、僕の技術レベルでは[RC600GR]をあえて選ぶ理由は無い。
大回り用とはいえ、できれば[RC600FL]が理想だ。

フレックスだけで言えば[FM600]でも良い位。

ただでさえ、この板は足下に入ったビームナンチャラ?とかいう金属棒のおかげで足下のフレックスを感じる板じゃない・・・のに?

付いているのは[RC600GR]の方なので僕には明らかにオーバースペック(硬すぎる)なのだけは間違いない。

今回の板は[OGASAKA]の新車(板)という事もあり、ビンディング(以後BIN)が付いていない。
もちろん自分で取り付けるつもりだが、[MARKER]のコンペモデルのテンプレートという物がどこを探しても(NET上に)見あたら無い・・・。
最悪は今あるBINをコピーして、テンプレートを作れば良いのだが・・・
それも面倒だ。

ふと気がついたのが、このプレート3種ともビス穴の位置がほぼ同じ様に見える・・・・!?
(本数も同じ10本)
正確には外して確認してみないと解らないが、もし同じ位置なら、数年前検定用に買った[KC-RV17]の[FM600]が丸ごと移植出来ないだろうか・・・・。

そうすれば面倒な穴開けもせずBINがセット出来る。(じゃないかな?)

駄目なら[MARKER]専用ドリルもある事だし、テンプレートをつくって穴を開けるだけだが
今ひとつ面倒だ・・・

ただ、調べるうちに[FM600]と[RC600]の決定的な違いがある事に気がついた。

今時のプレートはみな、板の上で稼働域をもうけている物が大半だ。
つまり、荷重がかかり板がしなった時にプレートがスライドする事で、しなりを殺さない様にビス穴を楕円にして稼働幅を設けている。
[OGASAKA]も同様にプレート自体のフレックスとビス穴による稼働域が設定されているのだが、固定ビス(動かないビス)の位置が全く違う!

■[FM600]トップ部の2本が固定、残りがフリー(可動)
※つまり[FM600]はトゥーピース側を中心にたわむのでテールコントロール主体のプレート?

■[RC600]センタ-後ろの2本が固定、残りは同じくフリー
※こちらは、ほぼスキーのセンターを中心にしなるので、今時のトップコントロール主体のプレートのようだ。

※実際、先シーズン[OGAAKA]を試乗した際も「どセンター」のまま、あまり荷重ポイントを動かさないで滑った方がコントローラブルだった印象だった。
ただその時は、プレートというよりは新しく構造材に加わった足下の金属棒(ビームナンチャラ?)の剛性ばかりが気になって、プレートの違いには気が回らなかったが・・・。
※試乗の板はレンタルBINだしね。

という事は、この板に[FM600]を付け替えた場合
スキーのコンセプトとプレートのコンセプトがちぐはぐになる。

※[OGASAKA]では、オールラウンドモデルや、小回りモデルには[FM600]の設定もあるが、大回りモデルでは[FM600]の設定があるのは、
セカンドモデルの[G-23,G-27]からになる事からも、お薦め出来る組み合わせではない事は何となく解る。

実際交換したらまたUPします。


※GRプレートを外していた際、ほろ酔いだった事もアリ・・・ビスが1本見当たらない・・・・
しばらくGRプレートを使う予定も無いのでいいのだが、探さないと・・・・。

※プレート交換の効果についてご経験のある方、コメ頂けると幸いです。
※参考までに当方
身長:172cm
体重:65kg?
技術レベル:SAJ Technical
用途:基礎スキー


2012/05/28

11'-12' OGASAKA GS23 [JUST TUNED?]#1


また、悪い癖で「ポチッ」としてしまったのは、[11'-12' OGASAKA TRIUN GS23]。

シーズンオフとはいえ、さすがに今期モデル!
(11'-12'MODELBIN無しとはいえプレート(RC-600GR)付きの新品なんだけど。)入れた値段よりだいぶ手前で落ちた。
(開始価格から5K程しか上がらなかった事になる。)

ヤフ◯オクでも割と低価格で落ちている所を見ると不人気機種なのかも?
180cmのGSってそもそも競争率の高いカテゴリーではないけど・・・

コイツが来た事により今年使っていた[FISCHER WC GS23 ] は、ジャンク行き?!

特に[OGASAKA]にこだわる理由も無いのだが、
プレチューンがほとんど要らない国産モデルは、外車と比べれば結果5,6Kほどは安くすむ。

※せっかく安くゲットしても、プレチューンと、BINの取り付けをすると、オイオイという金額になるのでプレチューン済みというのは嬉しい。

小回り用も同社のSLモデルを使っているので、まあ揃えた方が何かといいかなと・・・

※実際は、年式で2、3年モデルが違うので、ここ数年、同社の板のコンセプトも大幅に変わってきてメーカーを揃えても、揃うのは板の仕上りくらいで、乗り味はだいぶ違う。

※毎年、[OGASAKA]は試乗の機会があるが、コイツは興味も無かったので、乗っていなかった。
ただ、ここ数年は全般的に返りが重く、乗る位置もかなり後ろのイメージなのは共通の印象だった。
特に足下に入ったスチールの棒?※ビームナンチャラ?
が個人的には邪魔な感じ・・・

使用前にチューンは必要がないと
うたってはいるが・・
最近では[ARMADA]もそうだが外車も出荷時の仕上げは良くなっている。
※[ARMADA]のエッジに入ったストラクチャーはいただけないけど・・・十分そのまま履ける?レベルだとは思う。

それでも、[OGASAKA]の仕上げはプロパーモデルの中ではナンバーワンと言って良いと思う。
同社のレーシングモデルは皆クロスストラクチャーが入り、
(それも浅く!コレ重要。)
エッジもサイド88°、ビベル0.6°位にトリムカットされ、
※トリムカット特有の波形の削り跡が残ってはいる物の一応角度はでているようだ。

ある意味完成された仕上げにはなっている。

トップはここまで!
今回の[TRIUN GS23]も上記のプレチューンがされている。

※とは言っても機械仕上げなので,トップとテール数センチはビベルされておらず、90°で残っている。

※トップは接雪点よりだいぶセンターよりで、
ビベルもサイドも加工が終っている。

※テールにいたっては、ビベルが飛んでいるのか?
テールにいたってはここから・・
一部飛んで・・・
かなり手前でビベルが終わり、また一部ビベルがかかるというメンドクサイ状態になっていた。


初心者でもない限りトップの接雪点付近をダリングしてしまうのは
さすがに厳しい長さだ。
だからもう少しビベルを付け足す?必要がある。
理想的にはプレチューンし直すべきだと思うが、
数センチの為に数K円は勿体ない。

そもそもそれなら、外車に・・・

ということで、以前同社の小回り用を購入した際も、エッジの機械仕上げによる波跡を慣らしながら段差をとり、なにげにビベルを延長している。
※基本的にベース側のエッジを弄るのはこの時だけ。

ここで終わり。
その部分以外は、僕、程度のレベルならそのまま乗れるのだが・・・

この時期に新車がせっかく手に入ったのだから・・・弄らない手は無い。
※ビンディングとプレート、ソールの研磨、などネタは沢山あるな、この板・・・・

つづく・・・・

2012/05/26

FISCHER WC GS23 [ジャンク行き?!]


左から2番目が現行の大回り用

また、悪い癖で「ポチッ」としてしまった。

さすがにシーズンオフとはいえ今期モデル(11'-12'MODEL)だからそんな値段で落ちないだろうとヤフ◯オクで入札しておいたのだが・・・
※BIN無しのプレート付きの新品!

という事で、今使っている大回り用は今年で引退・・・?

今現役で使っている大回り用は、[FISCHER WC GS23 ]

これも、数年前USEDをヤフ◯オクで「ポチッ」として手に入れ、しばらく履かずに置いてあったので年式はだいぶ古い。

※手に入れたものの、その当時は使うには技術レベル的に難易度が高く?!しっくりこなかった。

この[FISCHER] USEDということで、前のオーナーがプレチューン済で[FISCHER]の出荷時のソールの仕上げは解らないが、レーシングモデルという事もアリ、ソールも良い物が使われており、ワックスの染み込み方が同じ時期の[FISCHER]のセカンドモデルなどと比較すると明らかにソールの質が違う。ストラクチャーはだいぶ深い物が入っていたが、操作性も悪くはなかった。
ただ、レーシングエッジ?仕様のため、極端にエッジが薄い。

※最初前のオーナーが削り込んだのかと思われたが、[FISCHER] のレーシングモデルはこういう仕様らしい。
オガサカの半分、アルマダの2/3位の幅しか無い様な気がする・・・

そのため、ブッシュのある様なバーンでは乗らず良い条件でしか乗っていないので購入から一度もチューンに出していない。しかし歪みも無くソールの状態は良好だ。
※ただ、入札時記載が無かったのに、トップの一部(1×1.5cm)ほどの切り貼りがソールにあった。ちょっとイラッ!

この辺りは[FISCHER]の基本的な作りの良さが感じられる。
ヘタリも、僕の腕(足)前じゃさして感じない。

ここ数年は検定の呪縛から開放された事もアリ、逆に小回りと大回りを使い分けて使う様になり、
乗る機会も増えソールもしっかり出来上がっていた。
※使用の前後は必ずワクシング、ブラッシングを怠らなかったので、手持ちの板の中では1,2番に滑る。

僕のスキースタイルでは、大回り用(GS)は朝、ゲレンデが混む前に数本滑るくらいで、相対的に滑走時間も少ないし、痛みも少ないので
※トップシートは若干剥離などがあるが、エポキシで奇麗に補修してあるし、この年式のトップシートは艶がアリ古さが目立たない。
別に買い替える必要性も感じていなかったのだが、かなり古いモデルという事もアリ・・・

つい・・・
でも

このまま、ジャンク行きはもったいないな~

2012/05/25

改:SNOW PEAKチタンマグ [ヒートエクスチェンジャー化?]



アルコールストーブ(以下アルスト)マニアや、ウルトラライト(U.L.)フリークの方々が愛用する[snow peak]450mlのシングルチタンマグ。

アルストの性能比較をする際、このチタンマグをクッカーとして火にかけてお湯が沸く時間を一つの基準としている所から、
「スノピのチタンマグで300mlが4分半。」とか言うようだ。

[snow peak](以下スノピ)のチタンマグは容量/素材/構造等で数十種類あるが、アルストマニアとULマニアが愛用するのは

■[snow peak]
チタンシングルマグ450ml フォールディングハンドル
□素材:チタニウム
□構造:シングル
※その他保温性を高めた二重壁になった物もあるが、
クッカーとして使う為ダブルは使えない。
□容量:450ml
※220mlから600ml位まであるが、
200mlくらいの水を沸かす為の合理性でこのサイズらしい。
□取手:フォールディングハンドル
※折りたたみ式ハンドル、収納性優先。
※ULマニアの中にはこのハンドルすら取る人も・・・








今まではアルストの性能を追求して、早沸きを目指していたが、火力を大きくするよりヒートロスを減少させる事で早く沸くのではないかと・・・・

でアルストでなく、クッカー側、チタンマグの方を加工してはどうかと思ってはいたのだが、
先日[DUG HEAT-I]を買ってから、アイディアが再燃。

チタンマグにしても[DUG HEAT-I]にしてもクッカーと呼ばれる物は、収納性を優先するが故か縦長のモノが多く、加熱面積を考えると底の面積が小さくなり効率的とは言えない。
※加熱だけ考えるなら熱を受ける面積が大きい方が良い?

ただ、山用ストーブもアルストもその為か炎を絞った物がメインだ。
※風に対しての対策でもあると思うが。

[DUG HEAT-I]にしてもジェットボイル等のヒートエクスチェンジャー付きのクッカーも底面の熱効率を上げるもので、クッカーの側面は出来るだけ加熱面として使わない構造となっているようだ。
※さまざまな理由があると思うが・・・

で、
スノピのマグを加工してみようと・・・

[試作コンセプト]
アルストでの使用を前提に、底面からの熱をヒートエクスチェンジャーによりマグの側面にも熱を回すことで、加熱面積を増やし早沸かし出来る様にする。
同時にヒートエクスチェンジャーを覆う側面壁をゴトクとしてマグが自立する様、剛性を持たせ雪上での使用を容易にする。

まず、アルミ缶でジャバラを作り、ヒートエクスチェンジャーを作ってみた。
※もう少し丁寧に作るつもりだったが、事の他曲げにアルミ缶が弱く、エッジを効かせた仕上げにする事は出来なかった。

ジャバラをチタンマグに合わせ、その外をアルミ缶から切り出したプレートで巻いた。
※500ml缶では一巻きでは収まらず継ぎ足した。

そのままだと見栄えが悪いので、アルストを作る場合は塗装をサンドペーパーで落とし、磨いたりするのだが今回は試作なので、キッチンガードで作った風防をラッピングした。
※本来なら要らないもの・・・あとでコレが仇に・・・

側壁とヒートエクスチェンジャーはホチキスで仮止めし、
チタンマグに巻、アルミテープで仮止めした。
※このテープも・・・・

これで大まかには固定出来たのだが


マグとヒートエクスチェンジャーは固定されている訳ではないので、本来は下部にストッパーを付ける必要があるのだが、とりあえず、大外を大型ホースを止める金具?で締め上げておいた。

一応これで出来上がり。

これに薄型のアルストを置き、その上にこのヒートエクスチェンジャー付きチタンマグを置くことで、
風防、ゴトクをかねるチタンマグが出来た。はず?

実験は後日。
※そのままのチタンマグと比較してみたいと思う。


2012/05/24

改:SINANOストック [BC仕様]


その昔、某量販店にてバーゲンで売られていたスキーポール。
[karrimor]というアルパインブランドのOEMとして売られていたのだが、内容はシナノの調整カーボンポールのほぼトップモデルだった。
※フリーポール(調整式ポール)/カーボンシャフト/パウダーリング(交換式)/調整ストラップ

最近まで、ゲレンデと兼用で使っていたがゲレンデ用に他のストックを下ろしたので、[SHINANO]の方はBC専用に・・・
ゲレンデ用はこちら・・・

買ってまもなく、デザインが今ひとつという事もあったが、BC色を濃くする為に、グリップ下に「熱収縮ゴムグリップ」を巻いてみた。
※釣り具用品店で購入。

狙いは「マルチグリップ」化。
登坂の際、長さ調節をしなくてもグリップを持ち替える事で長さの調節をするもの。
実際は滑り止め効果はあるものの、ただゴムを巻いただけのシャフトは握るには細すぎた。
※それでもリフト乗車時など、ストックを束ねて持つ際、アルミの冷たさが緩和され持ち易かった・・・(細かいコトですが)
※あと、調整式のストラップがいちいち伸びるのが面倒で、ノーマルのストラップにも変えてみたが、こちらは最近調整式のストラップのメリットに気がついたので元に戻している。

とは言うものの実際、BC兼用ストックとして売られてはいたものの、所詮はゲレンデベースなので、BCで使うには今ひとつ・・・使いづらい点が少なく無い。

たとえば、リングも交換式というものの、ネジ式のリングはネジが非常に硬く交換はしにくく、マメに交換とは行かない。※それもあって専用にしてしまおうかなと・・・

交換式のパウダーリングも、十分な大きさはあるものの素材が柔らかいため、ビンディングのクライミングサポートを上げ下げするにはコシがなく操作し難い。
正円のリングのため、急斜面ではまれに山面に弾かれ、付き損ねる事も、ゲレンデでそのままコブなんかに入ってしまうと突き損ねる事もしばしば。
※BDのリングはそれもあってか、一部がかけた様な形状になっているうえ、素材も剛性が高くリングを使った操作がし易い。

カーボンシャフトの伸縮式はゲレンデ用としては人気の構成だが、BCで使うなら、アルミポールに比べカーボンポールはしなるためかストックを使っての作業はし難い印象がある。

長さ調整も、ネジ式ロックの付いたねじ込み調整式でゲレンデ用としては十分な機能性を持つが、山でのマメな長さ調整をするには適さない。
※BDの用なロック機能が望ましいが、構造上コレを移植するくらいなら買った方が安い。

ただ、このストックを使うメリットとしては、BDなどの山用のストックは、その構造から重心がどうしても手元から遠くなるため、スゥイングウェイトが重い。やはり滑走の事を考えればゲレンデ用ベースのストックの方がバランスはいい?!はず。
※正直、それほど山では気にならないのだけど・・・

ということで、長さ調整のしにくさはグリップ下にマルチブリップ用に厚めの高密スポンジを巻きマルチブリップ化することで補い。
パウダーリングはBDのものでも無理矢理にでもねじ込めばいけそうな気もするのだが・・・(もちろん自己責任で)
ただここまですると、このストックの原型を残さないというか・・・
こうまでして使うより、BDの最安モデルでも買う方が賢い。
とは思うのだが・・・

とりあえず、ホムセンにて高密度スポンジを購入してみた。
ちょうどのサイズで、15パイほどの内径で長さも一握り分の高密度スポンジがあったので、2つ購入。

※シナノのポールの上部が15パイほどの太さなので、そのまま通すとジャストすぎて滑るだろうが、
僕のは熱収縮ゴムが巻いてあるため、16.5パイほどでゴムなのでおそらく入れ込むのは難儀だが、ハマってしまえばずれる事は無いだろう。



※接着してもいいのだが、位置も使ってみて決めたいのではめただけで、特に接着等はしていない。

なかなか、デザイン的には収まりよく出来た。
※シャフトに巻かれたグレーのテープはダクトテープ。
(何かトラブった時用のちょっと強力なガムテープ)

後は、リングを交換するか、一部分だけでも剛性を上げる加工が出来ればいいのだけど。


あと、気になっているストックがコレ!
Grivel Condor (グリベル・コンドル) 
グリップ上部に収納式のピックが付いており、アイスバーンの登坂時は頼りになる。
※一度痛い目に遭っているだけにこの手のストックは気になる。


ただ、BDにも同じ様な物があるが(ウィペットセルフアレスト)ちらは収納出来ないので、滑走時かなり心配・・・