2012/06/29

レスキュー保険


スキー保険に付いて以前書いたとき、12月から6月までのスキーのシーズンはyahooの「ちょこっと保険」で対応していると書いた。

しかし、実際のゲレンデシーズンは12月から4月、ゲレンデにいる限りは事足りるのだが、問題は特約でつける「捜索」「救助」の項目と
5月、6月はゲレンデではない所を滑っているで
スキー保険ではカバーできないこと。

今だ保険と言う物にお世話になった経験が無いので今ひとつ、どうしたら合理的なのか解らない。

おそらく、サイドカントリー、バックカントリーのエリアと言うのはおそらく「ちょこっと保険」ではちょこっと不安・・・
というか、まず対象外だろう。

実際、我が身の怪我であれば生命保険等もあるので
怪我はカバー出来るとして
※重傷でないと対象ではないとは思いますが・・・

一番の問題は、「捜索」「救助」。

一応「ちょこっと保険」にもその項目はアルが、僕の望む物では無いだろう・・・
となると、普通はスキー保険でなく、「山岳保険」
しかし、この「山岳保険」は全般的に高額で、補償額もさほど大きく無い。
今後、夏山も含め山岳保険がフィットする位登るなら、さっさと「山岳保険」にするのだが、僕の様なゲレンデスキーがメインで、少々BC,たまに夏山、と言う様なスタイルでは、どうもぴったりな保険が無い。

※多くの保険が「登山」とする基準として「ピッケル」「アイゼン」等の使用を基準としているが、僕はその一歩手前くらい・・・
出来れば使いたく無い道具の為、まだ購入に至っていない道具だ。
滑落経験のある僕としては、その必要性は案外低山でも割とあると思っている。

だから、アイゼンとピッケルを買わないうちは、「山岳保険」でなくていいのじゃないかと・・・

そうはいっても、ちょっとゲレンデの裏でも、トラブれば遭難だ。

遭難となれば、「捜索」「救助」とつづく。
※生きてても生きていなくても・・・

本来は山岳保険だとは思っていますが・・・
今期、立山に行く前に入りました。
これは、「捜索」「救助」のみに特化した保険で、
遭難の原因、場所、季節、活動形態をを問わず、300万までの捜索救助費が補償される。
1年で5,000円。
これで、嫁さんには何かあったら、ためらわず捜索隊とヘリをだせ!と言える?
その為の5.000円

「ちょこっと保険」に付いて書いた時も数人の方からコメを頂きましたが、皆良さげな条件で保険を組んでおられて
驚きました。
自分のスタイルが中途半端なため、ベストと思える保険が決められないでいます。

皆ライフスタイルや、他の車や生命保険等の特約とのバランスが違いますので一番は解りませんが、こういうのもあるよ!とか、保険金が降りる場合や降りない場合などご経験がある方がおられましたら、ぜひコメくださいな。

2012/06/28

Smith Vantage×2 [LとM]#2


「ポチッ」×2・・・

前回、僕が頭が大きく、かぶり物がいかにデリケートな問題かは紹介した。



世の中にはフリースキーのジャンルに限らず、ビーニーの上からヘルメットを被れる人たちがいるが、僕の様な者からすると、羨ましい限りだ。

逆に、世の中には僕と同じ様に困っている人はいるはず!
スキーブーツ宜しく、ヘルメットだって本来は既製品がそのままフィットなどするはずが無いのだから・・・・

しかし、ブーツと違いフィッティングしてくれる様な店は無い。
SAJでもヘルメットの着用を促進しているが、入らない人はどうするのだと!
少なからず、加工をして被らざるをえないはずだ。

ブーツもそうだが、ヘルメットも被ってみないと解らない上、メーカーごとの特徴やサイズなど、ブーツメーカー程、情報が無いのが現状だ。

頭の外周だけでは測りきれない形状や緩衝材の厚さがあるため
ブーツ以上にサイズだけでなんか選べない。

先日、「ポチっ!」として手に入れた[Smith Vantage]。
スミスのヘルメットのトップモデルだ。
もちろん来期も継続のモデル

特にメットメーカーにこだわりは無いのだが、ゴーグルとのマッチングが悪いとヘルメットと言うのはどんなにフィットしていても、格好悪い上、ゴーグルのベンチレーションを妨げ、曇り易くなる。
※メットやゴーグル単体でかっこ良くてもオデコが見えては興ざめだ!

今シーズン、スミスのゴーグルを2つも手に入れていたので、上記の理由からスミスにしない訳にもいかず・・・

そこで、詳しい経緯は省くが、


今、僕の手元に

[Smith Vantage]が・・・2つ!


サイズは違う物の・・・全く同じ物が2つ!


最初は、このイレギラーな事態に凹んだが、考えてみればじっくりサイズ、構造を比較してから加工に入れるので、同じ様な悩みを持つ人にも有益な情報を書こうと思う。

[Smith Vantage]は2トーンカラーはなくなるものの、継続モデルなので、来期このメットを検討している人でコメ頂ければ、解る、計れる範囲でお応えしますよ。

※ただ実際は1cmも違わないのに大きく見えたりするので、印象については判断しかねますが・・・




具体的な?サイズの違いはこちら・・・

2012/06/27

Smith Vantage [ヘルメット考]#1


Smith Vantage  size L
ん~この時期、オフシーズンであるが故、スキー用品は出物が多い。
板とかの大物は、以前に比べ変動が少ないですが

また、物欲?を押さえきれず・・・・「ポチっ」「ポチッ」※何故、2回かはいずれ・・・

今度は、ヘルメット。

今かぶっている[BRIKO]のヘルメットはずいぶん古く、優に8年は使っている?
いや10年位か?

僕は自分の技術も、人の技術も信用していないので、基本的に常時ヘルメットをかぶってスキーをする。
子供相手の時ですら、かぶっているので、かぶらずにゲレンデに立つ事は無い。※もちろんゲレンデ外もね・・・

そんな訳で、経年劣化もそれなり、今期はスポンジの劣化が激しく、いい加減替えないといけないとは思っていた。

しかし、替えずに(買えずに)いたのには大きな理由がある。

そう大きな理由・・・頭が大きいのだ!

僕の頭骨の大きさは幼少の頃からトラウマで、
 その昔祖父が、野球のヘルメットを買ってくれると言うので町のスポーツ店に行くも、
子供用では入らず大人用では重量があるうえ、高額だったため買ってもらえなかった、苦い経験がある。

成人してからも、原チャの・・・・
アスレチックのレンタルヘルメットが・・・
単車のメットも・・・

などなど、
僕に取って、かぶり物は常にデリケートな問題がつきまとう。

実際店頭でも、サンプルをかぶっては見るが、通常サンプルは
「L」があればいいとこで、そのまま被れる物はほとんどない。

通常
  • M:57-59cm
  • L:59-60cm
  • XL:60-62cm

位だが?最近は調整のギミックが付いている物も多く
サイズ幅はもっとある物が多い。

とはいえ、頭の大きい者としては調整幅など、全く意味は無く、
最大サイズ以外、興味は無い。

スキーのヘルメットは、バイク等のヘルメットと違いサイズによる帽体(シェル)のバリエーションに乏しい。
メーカーによっては、全サイズ1シェルと言うメーカーすらある。
※Beanなど

頭の大きい者からすると入る入らないはもちろん重要だが、入っても「ボンバーマン」や「ドラえもん」のようなバランスになってもらっては困る。

ここが重要なポイントで、出来れば小さいシェルに納めたいのだ!
※女性がワンサイズ小さなパンツを履きたがる心理に似ている。ただ、ここは注意が必要なポイントで、女性のパンツにしても無理に小さいパンツを履いて自尊心を満足させても、むしろワンサイズ上を履く事で小さく見える?と言う事もある。
逆に無理に小さいシェルに入れても「ヘルマンマイヤー」のような
タイトすぎるシルエットでもオカシイ事もある。

※そのままでは入り切らない事が多いため、事前にバランスを見る術が無い。
目の悪い人の眼鏡選びみたいなものだ・・・
ここは想像力と加工可能かどうかの構造の見定めが常に必要!

メットメーカーによって同サイズでも、横が狭いもの、深さの浅いものなど・・・様々だ。
※洋物は、欧米人似合わせている物が多く、横幅が狭く、奥行き(オデコから後頭部までの長さ)が長い。
今回のスミスも同様に横が狭いが縦?は少し余る



サイズが同じでも入る物もあれば入らないモノもある。
極端な例では、アル◯ンのキッズヘルメットなど、なまじインナーが薄いため僕の大きな頭が加工無しで入る。

スキーのメットはレーシングモデルに多い、シェルに緩衝材を入れたものと、自転車のメットに代表される緩衝素材にカバーをしたタイプに大きく分けられる。
前者は帽体の剛性が高く、構造的にインナーでのサイズ調整がし易いため結果、厚みの少ない物も多い。

ソレに対して後者は、緩衝素材自体をフレームとするためどうしても構造的に厚くなりがちだが、
軽量なのが特徴。

ここから先は自己責任でしている事なので、全くお薦め出来る事ではないが、
そう、僕が長らく買えずにいたのはただ頭が大きいだけじゃなく、買ってから加工が必要なのだ。
愛用のBRIKO

この作業が面倒で、買い替える事がおっくうだった。
細かく言うと、ヘルメットのインナーのスポンジ部分を一度外し、中の緩衝素材(スチロール)の当る部分を削っている。

何で削るかは?また加工した際に紹介しようと思う。
あくまで自己責任で・・・

今のヘルメットは長い事かけて、試行錯誤し、ブーツ以上にジャストフィッティングしている。

僕の回りにも、同じ様な悩みを持つ仲間も多く、
同様に各々加工をして被っている。

※頭の大きい者同士[Team XL]を結成し情報交換してはいるが、人により加工が必要な部分が違う。

例えば僕の様に
  • ハンマーヘッド TYPE:こめかみ部が横に大きい(横が狭い)
  • コーンヘッド TYPE:頭部が長い(天辺がつかえて入り切らない)

などなど、人それぞれ加工のポイントが違う。

ブーツのフィッティング同様、ミニマムな物を加工して合わせるのが基本
突起部に合わせて、ワンサイズアップというのではドラえもんになってしまう。ただ、そう安い物でもないので、慎重にサイズとタイプは選ばないといけない。

しかし、
今回、
慎重に選んだかと言うと?



2012/06/26

ブラシのブラシ? [ゴリゴリくん]


[TOKO]の製品に「ブラシの汚れを落とすブラシ」として「ゴリゴリくん」というブラシがある。
定価で2Kほど。

このブラシ、スキー用のナイロンブラシや、ボア、ブロンスなどにこびりついたワックスを除去するものらしい。

確かにブラシに付いたワックス粉は気にはなるが、そもそも汚れて良いスペースでやりたい放題の為
たいして気にもせず、極、タマに掃除機で吸うくらいだった。

ただこの「ゴリゴリくん」何かに似ている・・・
そう、ペットのブラシ!
※本々ゴリゴリくん自体の発想が、ここから来ているようだ。

となると、最近はペット用品も充実の100均にもあるかなと・・・
ありました!
いささかブラシのピンが細い気がしますが、細く無ければ、スキーブラシの間にも入らないので、取りあえず1つ購入。

手持ちのブロンズブラシと、ボア?ブラシで試してみ増した。

確かに真っ白だったブラシが、幾分きれいになります。その上で掃除機で吸えば、新品!とは行きませんが、だいぶキレイにはなります。

薬品で溶かすタイプのクリーナーはブラシの毛が痛むのでソレと比べると、お手軽でそこそこと言う感じ。

そもそも、あまり必要性を感じる物でもないのであまり感動もありませんが、ブラシを持ち歩いたりする人は、ケースの中が粉粉になり難くはなるので、良いかも。

ゴリゴリくんは買えませんが
100円ならね~

2012/06/25

エッジ考[ビベル計測]


大まかにスキーには、2つのエッジの角度がある。
「サイド」と「ベース」だ。
自分でスキーをさわる人であれば、あらためて説明の必要は無いと思うが・・・

よく「この板はサイドは88、ベースはコンマ75」などと、自分の板のチューンを説明する際にエッジの角度と言うのは、その板のキャラクターや自分の拘りなどを示す際によく使われる。
※要はベースの角度が浅いのは上級者の中でも、上級レベルだと言う事がいいたいのか・・・

常々、このコンマナンタラの数字の信憑性を疑っていた。

というのも、実際、この数字は実測の方法は無い。

実際の精度はショップや機材に依存する所が大きい、つまり、「88°のガイドで仕上げたから88°」
「この機械を通していいるので1°」
誤解を恐れずいえば、ショップの人間が1°と言ったら、それが「その店の1°」だ。

一応、数値化し、コンマ・・・まで表記しているのだから、1°は1°、0.75°は0.75°で、それ以上でも以下でもいけないと思うのだ。

小数点2桁の精度を「セロテープ3巻き」と言うのではいけないと思うのは僕だけだろうか?

この疑問を明確にするには測るしか無いのだが、
同じ様な疑問をもって、計測の方法を記載していた方がいたので、其れに習い、早速機材を用意した。

用意したもの
■角度計
※分度器じゃ測れないからね
■ネオジウム磁石
※平面のでている物

この2つだけだが、共になかなか日常的に使う物ではない為どうした物かと・・・

角度計は「ポチッ」

磁石の方は上記の方のブログに習い、古いHDDをバラして取り出した。

あとは、角度指定のチューンの施された板がいるが
幸い手元には[OGASAKA]の新車がある。

早速、ネオジウム磁石に角度計を乗せ、
ソール中央で「0.0」に修正し
そのままサイドエッジに運ぶと
強烈な磁力でエッジにくっつくので
僅かにソール側の磁石のフレームが浮く
その角度をビベル角として測るのだ。

当然ベース(ソール面)に対しての角度なので、
大まかにトップ、センター、テールのソール面で「0.0」にリセットしその横のエッジを測った。

[OGASAKA TRIUN GS23]のメーカー出荷時のチューンは公表されており。今期モデル(11-12)は
サイド88°のベース0.5°とされている。

「ベース0.5°」はレーシングモデル全般のチューンで、基礎系は「ベース1°」とされているようだ。
※若干年式により違うようだが・・・

結果
■トップ:0.7°
■センター:0.6°
■テール:0.9°
※テールの数値が大きいのは、メーカー出荷時の加工部分ではなく
以前実践した1円ビベル部なので、1円ビベルもまずまずの精度と言える。

まずまず?
計測可能数値が小数点一桁までなので、ビミョーなのだが、計測精度を考えてもまあまあと言う所じゃないかと思う。

実際、ビベルの角度と言うのは、よく自動車で言えばハンドルの遊びに例えられる。
角度が浅ければ、遊びは少なく、レスポンスはシビアになる。
ただ、実際はソールの平滑度、エッジの平滑度、ストラクチャーなど、複数の要因で変わってくるので一概にビベルだけで決まる訳ではないと思うが、
一応、メーカーもショップもコンマ2桁まで数値を表記している以上は数値に対しては、それなりの精度を出してもらわないと、意味が解らなくなる。

そういった意味では、[OGASAKA]のチューンはまずまず許容範囲かなと・・・・

参考にさせて頂いたブログの方が測っていたボードなど、メーカーが公表している角度が1°に対し
なんと5°!なんて言う物もあるようだ。
※メーカー出荷時のままだったかどうかは解らないが、持ち主が1°と思っていて5°だとしたら、訳の分からない事になる。








2012/06/23

とあるチューンナップショップの話


スキー不況のなか、以前と比べチューンナップショップも激減している。

しかし、ここA県はSAJの登録人数の多さからもチューンナップショップは比較的多い気がする。

その内容は様々、千差万別、ビベルの角度一つとっても、様々な1°が存在する。

僕も自分の興味から様々なチューンを見るが、同じショップのステッカーが張ってあっても、
同質のチューンとは言えない仕上げの物も多く見かける。

有名ショップの「フルチューン」と言う物でもエッジにストラクチャーが残たまま
「エッジ手仕上げ」をうたい、客も信じて疑わない。※信仰の深さが伺える?

深々とストレート?のストラクチャーが刻まれ、ソール面まで深々とビベルを取られていたり
※ストラクチャーで直進性を高め、ソールごとビベルを取る事でコンケープ状態にして帳尻をとっているのかもしれない・・・?

中には、グラファイトソールでも半透明のリペア材でリペアしてあったり・・・

ソールのテールに明らかな傷をつけても、「ツインチップは仕方が無いです。気になるなら直します。」などという対応も聞く。

今期、シーズン半ばで購入した新車[ARMADA TST]を急ぎでプレチューンするべく、知人から紹介されたお店を訪ねた。

主人一人のお店だが、すすけたショップが多い中店構えは比較的キレイだ。
知人の紹介だと告げるも、持ち込んだTSTを見るやいなや、イヤァ~な顔をして
ファットスキーがいかにメンドクサイかを説明さた。

「まあ、それでもやりますけど、満足いただけるかどうか解らない・・・。」

と話に何度も挟む。

※ストーンマシーンが旧型の120mm幅の為にTSTのトップは一発であてる事が出来ないらしい。
それでもこれならまだましで、K2やG3だったら断ると言っていた。

※こんな板を作るメーカーはバ◯ヤローだと何度もくどいていた・・・・

何度も、持って帰ろうと思ったが、他にこのタイミングで持ち込めるところを探すのは難しいので、
おとなしく相づちを打ちながら聞いていた。

次第に、店主のこだわりやこの板のチューンの妥協ライン理解し、とりあえず預ける事に・・・・

金曜の晩そそくさと引き取りに行き、家でソールを確認しつつワックスがけ。

店主こだわりの浅いストラクチャーで、ソール中央のロゴ部も段差が滑らかになっていた。
※確かにこれだけ浅いストラクチャーを均等に入れる為にはちゃんとフラットが出ていないと入らないので、
ウルサかったけどオッケーラインだ。
問題のロッカー部もほぼフラット?

これ以上がんばって削ってもらっても困るし・・・
サイドも、なまじトリムマシンなど無いから、波目でボーダーごとカットし、ファイルで整えてるので思ったよりキレイだ。

ビベルはサンディング時の1°なのだろう。
※スクレイピング時のワックスの残り方の感じでは少し、たらし気味か・・・

滑ってみた感想は、買ったままの不安定さに少し、チューン仕立て特有のしっとりとした感じは少し出た気がするが、基本的には操作感は変わらなかった。
※結局この板は、整地ではこういうキョロキョロ板なんだと思う。

ただ、滑走性は明らかに良くなり、よく滑ったので、
ウルサく細かいストラクチャーに拘っていただけの事はあるようだ。




2012/06/22

タイベック [シュラフカバー]


ちょっと古い話になりますが、
シーズン前に冬期テント泊用にと
ミシンの糸のかけ方を嫁さんにならい、つくってみました! 
「シュラフカバー」 
※寝袋に被せるカバー(保温、防汚、防水が主な目的のグッズ)

ダウンシュラフを屋外で使う際は必須のアイテム?! 
厳冬期はテント内でも結露による水滴がシュラフを濡らすため防水性はもちろん、自分の湿気がシュラフカバー内に結露するので透湿性も重要で、やはりゴアが一番となる・・・最初は買おうと思てましたが、 
ゴア製だと1.5M~、ゴアじゃなくても8K位~ 
この時はまだただの袋っぽい
その後チマをつけタイトフィットに
ゴアだと重量もかなりある・・・ 

で、U.L.フリーク御用達の「タイベック」で制作。
本来、建材として売られている物は安いが、厚く、ごわつくので
少々高く付くが、布団乾燥袋を材料にした。
※色が黒い?こともあり、そのままシュラフを干せるメリットもある狙い。

[タイベック] 米国デュポン社が開発した0.5~10ミクロンのポリエチレンのシート。 水蒸気を放出する透湿性、防水性、手荒い扱いにも耐える強度で、熱や紫外線による経年劣化が少ない。 耐水圧も1000mm~1500mmとちょっとしたテント、レインウエアより高性能!!(のはず・・・) ※記憶に当らしいいのは、震災時に防護服として着ていたアノ白い服の素材がタイベック。

今では、だいぶメジャーになりロールでなくても、切り売りしてくれる所も多い。

出来た「シュラフカバー」を手持ちのスタッフバックに入れて250g
U.L仕様!とまではいきませんが、かなり自分的には上出来かと!! 


早速、シーズン前にスキー仲間と鎌ヶ岳を縦走の機会があったので 
仕事からそのまま集合場所へ・・・ 

他のメンバーは夕方からテントを設営し宴会中!(終盤?) 
ネクタイをはずし、そそくさと宴会用ユニフォームに着替え、 
「缶パーイ!」 

夜も更ける中、明日は7時スタートのため就寝。 

ただ、11月というのに外は寒くも無く、月が奇麗。 

で、 

思わず「俺、外で寝るわ!」 
テントもあるのにそそくさと、
U.L.スリーピングマットに 
タイベックカバーを被せたモンベルの#0に潜り込む。 
ものすごく奇麗な月を見ながら、就寝。 

翌朝、目をさます。 
夜も朝も快適な温度ですごせたが、肝心のタイベックの防湿性能は・・・ 
期待程ではなかった。 

というのも、早朝共に零下にはなっていないにもかかわらず 
シュラフカバーの内側は、水滴とまでは行かないが結露していた。 
この程度の温度で結露するのではあれば、零下では期待出来ない。 

対策としては、シュラフカバーの外にもう一枚外気を遮断するようなシートを巻くかして
結露ポイントをシュラフカバーの外になるようすれば、いいかな?

※この時、山ビルが一匹マットに・・・幸い血は吸われていませんでしたがヤバかった・・・
安易に外で寝るのは危険ですね。