2012/10/29

ARMADA TST [DIYインビス化! ]#9 完成

ソリッドデザインとちがいインビスが解りづらい!?
 ようやくインビス化完了!

前回につづき、デフォルトの穴も引き続きインビス化した。

コレでようやくすべてのプランが完了。

■デフォルトのスキーセンターでインビス化
■デフォルトから-5cmでセットバックし、インビス化

これにより、今後はビンディングの使い回しが可能になる。TLTなんぞに手を出さなければ・・・・だが?!



Baron13の固定ボルトが1ペア:18本なので2ポジションで18本×2
合計36本のインビス化が終了。

ショップに依頼すると、1ッ箇所:0.5kほどかかるので1.8M位か?!
それでも山ビンディングを買うよりは安いが、コストメリットは半減する。

デフォポジションのインビス化は、新設と違い3.8mmの穴がすでに開いているので、その穴を拡張するだけで良い為、比較的気楽だ。

[デフォポジションのインビス挿入の手順]


■3.8mm→6.3mmに拡張

ドリルのセッッテイングは同じ深さ8.5mm。
事前に大きな下穴が有るので、アゥという間にストレス無く開く。

一気に9カ所開ける。

■ごみ取り、掃除機で吸う。

ドリルにより押しつぶされたカスが掃除機だけでは吸い取れないので、楊枝でこすリトル必要アリ・・・・
※オフセットのときはやってない、気がつかなかった(泣)

■タップを切る


■掃除機、ごみ取り

前回同様

■穴にエポキシを入れる。

少なく入れた方が手間が無いのだが
やはり不足するよりは、あふれた物を拭き取る方が
防水性は高いかなと・・・

■インビスをボルト先に固定


■インビス挿入
前回同様だが、ストレス無しに入る場合と、
えらく曲がって入ろうとする場合があり、
曲がったりして、ストレスの大きい場合はいったん戻して、入れ直す。
しかし、一旦曲がって咬んだビスは曲がって入ろうとするので、垂直を再度確認しつつ、少し押し込みながら一気に入れる。

今回18本中、5本程しかスムーズに入らなかった。

ここで、一カ所ものすごく抵抗がアリ、挿入後に回りがえらく膨らんだ・・・・!?

右上ビス回りがやや膨らんで・・・
おそらくこの1ッ箇所、タップの切り忘れだ!

多少回りが膨らんだものの、使用には大きな問題にはならないだろう。
途中で気がついたのだが、既にエポキシを充填していたので、タップを切る訳にも行かず、強行突破!
完全なケアレスミス。

※前回:案外支点の低いボルトで挿入した方が良かったかも?
とは書いた物の、実際は支点の低いボルトだと、垂直かどうかが定まらず真っすぐは入らない。

即席のジグを使うのが今の所ベスト!
いちいち面倒ではあるが・・・・

■以下省略

前回同様

24h後、Baron13を組んでみる。
やはりトゥーピースの5カ所の内、メインの4本を均等に締めるのが難しい。
それぞれ1本ずつだとスムーズに入るので
位置バランスが少しブレているのだと思う。
※デフォの木ネジなら気にならない位だが、インビスだとデリケートだ。

※山では触りたくないな・・・。

写真は試しに左右ポジションをずらしてセットしてみた。

こうして見ると、コレだけ後ろにセットすればずいぶんキョロキョロな挙動は幾らか収まるのではないかと思う。
アールのバランスもあるだろうが、自分が望むイメージにはこの方がおそらく近いと信じている。

※まあ、良くなければデフォにセットすれば良いのだから、昨シーズンよりは期待出来る。

今シーズンはいきなり11月の立山がテストになりそうだが、期待半分、心配半分。
予備のボルトとヘキサレンチは忘れずに行こうと思う。

2012/10/27

ARMADA TST [DIYインビス化! ]#8

24h後、Baron付けてみた!

インサートビスを挿入し、エポキシ(JBウェルド)の完全硬化が24hとされていた為、
1日まってとりあえずBaronを仮組してみた。

取り付けに使うボルトは、
■size:5×10mm
■素材:ステンレス
■形状:六角、皿頭

このボルト、Baron用で18本セットで1k。
インビスと一緒に注文した。

※インビスはともかく、このボルトくらいはホムセンで手に入るかと思い
1セットのみ購入して予備はホムセンで探した。


ありました!
6本で0.16k・・・・。

まあ、サイズ確認する為の投資と思えば、仕方がない。
※ビスの仕上げもホムセンの物の方が明らかに2工程くらい上!

まあ、そんなビスを用意し
バロンを取り付ける。

ヘキサボルトに変更されたため
従来のポジドライバーは必要ない。

3mmのヘキサゴンレンチを使う。

仮組なので、タイトロック(ネジ止め)は使わずそのままでネジを挿入する

デフォの木ネジと違い、基本的に挿入時にトルクはほとんどかけずに入るはず。

ヒールのプレートの4カ所は、インビス挿入時少し曲がって入った手応えがあったが
問題なくスムーズに入った。
※ヒールは4カ所同時にアプローチ出来る為、均等に締め付けて行く事が出来るので問題ない。


ソレに比べトゥーピースの5カ所は若干抵抗を感じる。
というのも、ビンディングの構造上、同時に5本にアプローチ出来ない。

どうしてもトップの2本を締め、レバーを起こし後の2本にアプローチするので
5本を交互に締め付ける事が出来ない。

その為どうしてもビンの位置が最初に締めた2本で固定され、後の2本に少し抵抗が残る。
※車のホイール宜しく交互に締めて行けると良いのだが・・・

それでもビス位置等は問題なく、固定できた。

しかし、危惧していた様にステンレスどうしのインサートビスとボルトは
締め込んだ際に、かじり気味と言うか、嫌な抵抗感がある。
※ギギッといった、なめらかじゃない感触。

コレが普通の取り付けボルトであれば、CR-Cでも吹いて回すのだが
ビンディングではそうはいかない。

タイトロックを塗ってどうか?という所だが
タイトロックも強い物だと、接着剤と変わらないので、下手をするとエポキシが負けインビスごと抜けてしまう事も考えられる。
※JBウェルドで固定したから良いとは思うが、コニシの90分では微妙だと思う。

取り付けて気がついた事が一つ
インビスは、その構造からボルトを挿入しても、その回りが膨らむ事が一切ないため
ビンディングとスキーのクリアランスがきわめてタイトにセッティング出来る。
※ビンディングとスキーの隙間が限りなく0に近い。
とは言っても樹脂製のビンディングだから歪みは少しある。

デフォの木ネジで取り付けた時は、どんなに皿もみしておいても、本締めした時、ネジ回りが膨らみ
少しビンデイングとスキーに隙間があき来易い。
※木ネジで止めておいたときは、1mm以下だが光が通る隙間があった。

厳密にはビンデイングのプレート部がスキーに当っていないと、ボルトの点でしか
スキーに力がかからないので、問題かと思う。
※一般的にはソコまで気にしていないようで、メーカー取り付けの物でも
皿モミも無く、ボルト回りがささくれていて、若干ビンデイングが浮いているのが普通のようだ。

まあ、とりあえず-5cmのオフセットポジションはインビス化出来たので、
デフォポジションもインビス化しようと思う。
※オフセットポジションのインビスが問題ない事が確認でいないと、デフォの木ネジ穴を潰す気になれなかった・・・だって、インビスが上手くいかなかった時に元に戻せないですから・・・シロウトなりの自衛です。

つづく・・・ようやく完成予定!!


2012/10/26

ARMADA TST [DIYインビス化! ]#7

赤くマーキングしたのがインビス。

-5cmオフセット インビス化完了

とりあえず、デフォルトの穴はそのままに
デフォルトから-5cmのバックした位置のインサートビスの挿入をすませた。

コレで一応、1ポジションはインビス化された。
一気に、デフォルトポジションもインビス化しても良いのだが、一応エポキシの硬化を待ち
ビンデイングが問題なく付く事を確認してから、残りのデフォポジションもインビス化しようと思う。
※ただ、-5cmもセットバックが具合が良ければ、デフォポジションで使用する事も無いので、エポキシで埋めてしまっても良いのだが・・・・

まあ、2日ほど後に考えようと思う。
※万が一エポキシと心材の相性が悪く膨らんだり、ビス抜けが起こるかなど、確認した上でデフォポジションを加工はしようと思う。
タップを切った穴

[インビス挿入の手順]

穴開けまでは前回終了しているので後はエポキシ塗って
挿入するだけなのだが、以外にコレが・・・・



■エポキシの用意

JBウェルドを使用。主材と硬化剤?を同等チューブから出しよく混ぜる。
穴の中に塗り付ける為、爪楊枝も用意。



■穴の中に塗り込む

実際、楊枝では側面には塗れるのだが、穴底に塗り難い。あまり沢山入れてもあふれるだけなのだが、少なくて行き渡らないよりは、あふれた方が良いと判断。





■インビスをボルト先に固定

新たに用意した、挿入用のジグ。
そのボルト先にインビスをセットし、インビス先にエポキシを塗る。

穴の方はどうしても側面にエポキシが偏るため、
インビス側は先(底)に多めに添付した。

※この時点でボルトを良く締め、インビスを固定する。
しっかり固定出来ていないと、ボルトが回ってしまいインビスを残す事が難しくなる。




■インビス挿入

穴にインビスを合わせて、ねじ込むのだが・・・

エポキシが滑って、タップにインビスが咬まない。
少し垂直にテンションをかけてねじ込むと入って行くのだが、コレがテンションをかける方向が若干曲がると
タップが切ってあるのに曲がって入る・・・・!!

ジグを造ったので安易にテンションをかけて入れて行ったが、以外に曲がる。
案外支点の低いボルトで挿入した方が良かったかも?
インビスとボルトに挟まれたワッシャーがあたる所まで締め込む。




■インビスとボルト(ジグ)を外す

ワッシャー上のボルトをジグの横から入れたレンチでゆるめ、
あとはドライバーでボルトを抜く。




■エポキシの拭き取り

エポキシが盛大に漏れるので、穴の回りに付いたエポキシをウエスで拭く。
この時、一方方向から拭き取ってしまうと
インビスの内側にエポキシが付着してしまうので、
愛用のエポキシ。
穴の中にエポキシが残らない様拭き取る。

あとは同じ作業を18回繰り返すだけだ。

穴も、タップもかなりデリケートにしたにも関わらず、
エポキシの無いときはスムーズに入ったインビスだが、
かなり気を使って挿入しないと真っすぐは入らなかった。
それに僅かにドリルのブレが、そのまま残っており挿入時若干ぶれる事を感じる。

後はエポキシ(JBウェルド)の硬化を待つ。
おおよそ6hで硬化し、使用強度までは24h。

完全硬化した後、ビンディングを取り付け問題がなさそうなら、デフォポジションの穴もインビス化しようと思う。

2012/10/25

ARMADA TST [DIYインビス化! ]穴開#6


やっと穴開け開始!

ようやく準備と、少々時間が取れたので
ARMADAにドリルを入れる事に!!

垂直に穴をあける準備はできた?!

気泡管による穴開けは、思った以上に精度が出る。

しかし、固定したスキーが水平でなければ意味が無い。
というのも、事前にテーブルのレベル(水平)を確認したところ、やや手前に低い!

仕方が無いのでテーブルをジャッキで微修正し、レベルを出した。
その上でスキーを固定し、トップシートがレベルがでている事を確認して、作業に入った。

順に・・・

■スキーをクランプで固定。

ベントを押さえつけスキーがテーブルから浮かない様に固定。

下穴用

■ポンチを強めに打つ。

ポンチが浅いとドリルの頭が固定出来ないので、強めに。

■下穴開け(1/8in×8.5mm)

おおよそ3mmの下穴を深さ8.5mmで開けた。
下穴の大きさはいくつでも良いが、本穴用のドリルのガイドになるくらいの太さにし、深さはインビスの高さ(長さ)と同じ8.5mm.

ストッパーだけ付けて、気泡管で垂直を確認しながら開けた。

■本穴開け(6.3mm×8.5mm)

インビスの指定の深さは9.5mmとされているが、インビス自体は8.5mmなので1mmのクリアランスは多すぎると思って9~8.5mmにした。正確にはドリルは8.5mmでストッパーを固定。
※正直9mmにしておけば良かったかな~?

ただ、ドリルジグは気泡管との併用が難しく、結果ストッパーを付け直して、気泡管だけで穴開けをした。

ただ気泡管も、しっかり両手・脇でホールドしないと初動でどうしてもブレるので、気泡管から目が離せない。

ARMADAは芯材が柔らかく、トップシートを突き抜けると、中はスカスカの木なので、ぶれるといくらでも穴が大きくなる感じがする。

■バリ、カスの削除

削りカスがトップシートに残ると、ドリルの深さが変わるのでマメに掃除機で吸う。

穴の中も木屑が吸いきれずに残るので、細いドライバーでコジって取り除く。

開け終わった穴の回りは、穴の口径が大きい事もアリ凄まじいバリがでた。
大型のカッターの刃で極力平に削り取る。

■タップを切る

例のDIYタップジグをセットし、押し回す。
ジグによりおおよそ垂直がキープされるので、安心して押し回す事が出来、心地よい手応えでタップが切れる。

■削りカスの撤去

細かい削りカスを撤去、穴の中も・・・

■バリの削除

再びタップにより盛り上がったバリを、カッターにて削除。
最終的なビンディングとのクリアランスに関わるので
入念に削り取る。

で、いよいよインビスの挿入・・・・

と思ったが昨晩はここまで。

というのも手持ちの強力エポキシが残り少なかったのと時間切れ。

それでも試しに、エポキシ無しで挿入してみた。

手持ちのドリルガイドとボルトを組み合わせて
インビス挿入用のガイドを造った。

※前回練習した際に、穴が垂直でも挿入時に曲がると
曲がって入ってしまったので、挿入時も垂直をキープしながら押し回す必要が有る。

やや慎重にインビスをボルトにセットし、側面から覗きながらインビスを入れすぎない様に挿入した。
※ボルトにナットを接着しているので、トップシートより深く入る事は無いかと思うのだが・・・

挿入用のジグ
側面からナットを緩め、ボルトを抜く。

挿入時のトルクは、ほとんどなくスムーズに入るがこんなにスムーズだと、抜け側の抵抗はエポキシ頼みになるので、やはり、コニシの90分ではお話しにならない。


2012/10/17

DIYインビス化 [番外編#2]治具制作


なかなかインビスの穴開けにいたらない。

事前にジャンクスキーでテストし、やはり開ける穴の精度が肝な訳で・・・
その為のジグ造りに手間を取っている。


ハンドドリルで垂直な穴を開けるのには、様々な方が工夫をされており、参考にさせていただいた。

その一つに、電動ドリルのお尻に水平器を取り付ける事が紹介されており、市販のガイドより優秀だとの事だった。

取り急ぎホムセンで小型の丸形気泡管を買って来た。

電動ドリルのお尻にGボンドで接着した。
※ただドリルの芯に対し水平をにして、気泡管の位置を決めないと行けないので、少々固定がむずかしい。

とは言うもののソレだけでは36個もの穴を正確にあけるのは厳しいので、ジグも造った。

当初、タップと同じ様にモクにスペーサーを打ち込もうと思っていたが、
スペーサーに適正サイズが無い!

※ドリル径は6.3mmと言うイレギラーサイズ
友人にジグの制作をなにげに持ちかけたが、そんなサイズのドリルは無いから出来ないと!!
塩ビ管のフランジ

ホムセンにて色々物色!
使えそうなものをとりあえず購入。

■塩ビ管用フランジ(ベース用)1ヶ
■塩ビ管(ガイド部)少々
■フランジナット(ガイド部)2ヶ
■ワッシャー(ガイド部)2ヶ
※他にも少々買ったが、使えたのは上記の物。
※ナット、ワッシャーは手持ちの中から合いそうなものを探した。

偶然にも、
解りづらいが下から、
塩ビ管/ナット/ワッシャー
反対側にも同じ物を接着。
ワッシャーの内径がドリル径より少し大きい位で、
外径がフランジナットのフランジ部の凹みにピッタリ!
コレで、ナットとワッシャーの芯はあったはず!

そしてフランジナットがちょうど、
塩ビ管に収まるので、同じもので塩ビ管を挟めば芯が出る。

ソレを、塩ビ管のフランジに打ち込み、レベルを合わせながら固定する。
後は動かない様に回りをエポキシで固めれば動かないかな?

このてのパーツの精度はバラツキも少ないので、十分ガイドに使えそうだ。

行程としては、このジグをスキーにあて、ドリル側の水平器も確認しながら穴をあければ
大きく曲がる事は早々ないかと思う。

少しテストをして、使い具合とあいた穴の精度を確認したいと思う。

2012/10/11

ARMADA TST [DIYインビス化]練習#5


心配なので練習してみた・・・!

オフセットの位置で迷っていたが
現実的にはインビスの間隔が10mmは離した方が良い事からも、メーカーデフォセンターから-50mmにする事にした。
※もう少し下げたかったら次はデフォの後ろ穴を前穴とし-70mmバックとすれば何とかヒールピース側の穴も兼用出来るので、5つインサートを増やすだけで行けそうだ。

オフセットの位置は決まったが、やはりいきなり本番は怖いので古いジャンク板で練習する事にした。

ただこの板、某国産のしっかりした板なので、メタルが咬んでる上、心材もしっかり木だ。

本番の[ARMADA TST]は一応、木のようだがかなり柔らかく、メタルも咬んでいない。
だいぶ条件は違うと思われる。

それでもセットのドリル(6.3mm)とタップ(5/16-18)の抵抗感や、インビスの挿入抵抗なども確認しておきたかったので、練習・・・。

タップを切った穴
一応スキーセンター(縦)をだし、正確に位置決めをする。

穴の位置をポンチし、ストッパーを付けた木工ドリル3mmで下穴を開けた。
※ストッパーは指定の9.5mm(ノギスで計測)

正確にはメタルの阻まれ、後しか付かず下穴はなしのまま本穴を開ける事に・・・

本サイズの6.3mmのドリルをガイドに付け
ガイドが浮かない様に押さえて、穴を開け用とするがメタルがキツい。(メタル入りの板はちゃんとした穴を開けておかないとダメ!)

左右の穴がインビス挿入済み(真ん中は古い穴)
それでも何とかトゥーピース分の5カ所を6.3×9.5mmの穴で開ける。

穴底がハッキリ見える程デカイ穴・・・・
※練習用のこの国産板、奇麗な木が見えやはり質は高い事が伺える。

次にDIYジグでタッピング(5/16-18)。
ジグが中々上手く機能して、力を入れ易かった。

タップも切れて、いよいよインビスの挿入。
5mmボルトにナットを付けたものをインビスに装着し
共締めしていくことで、挿入する。

タップを切った穴は、事の他スムーズに挿入出来る。
いや、むしろスムーズすぎて抜けが心配になる。
※もちろん練習なので、エポキシを入れていない。
ソレだけに例の90分エポキシでは、共抜けしてしまいかねない。

現に今回でもボルトを強く締めすぎているとインサート側が回ってしまい、挿入用のボルトが外せずに往生した。

練習で気がついた事(自分メモ)

■本番の[ARMADA TST]は心材も柔らかいので、もしかするとタップを切らずにインビスを挿入した方が良いかもしれない。もしくは半分位で止めた方が良いかも?

■穴も9.5mmが指定なのだが、実際写真でも解るが沈みすぎている。というのもインビス自体の高さが8.5mmに対し穴が9.5mmなので思った以上に沈む上、締める毎に割と進んで行くので穴は9~8.5mmくらいか?

■インビスをボルトとビスで借り止めし、共締めする際、ボルトのセットが深すぎると後で外れなくなる上、必要以上にインビスが潜る。本番は一個一個丁寧に挿入し、高さにも注意する必要が有る。※ただ、タップを切らずに挿入するなら、挿入時の垂直がシビアになるので何かまた、ジグがいる。
■ステンのインビスとステンボルトはかじり易くインビスと板との摩擦に勝る場面が有るので、施工後のネジ止めの強度にも注意しないと行けない。 

新たに用意するもの

◯インサートビス挿入時のジグ

◯出来ればドリル用のジグ※市販品は大きすぎて加工時にぶれ易い。

◯エポキシは付属の90分タイプでは強度不足は明らか。

やるとなれば18箇所×2セットだから
36箇所なので万全に用意しないと・・・

練習せずにいきなりやらなくて大正解だった。

つづく!

2012/10/10

DIYインビス化 [番外編#1]治具制作


穴開けまでが遠い・・・

通常アルペンビンディングなどは、ビンディングメーカー毎に専用の金属のジグ(テンプレート)が存在し、ブーツサイズを合わせ、ドリリングするだけで適正位置、深さにした穴をあける事が出来る。

ただ、ツアービンディングはそういったジグがあるものはまだ少なく、基本的に紙のテンプレートによる位置決め、ドリリングが普通。

前回、DIYで[Baron13]を取り付けたので、穴開けの気をつける点は解った。

とにもかくにも
垂直
■深さ
■大きさ(直径)

今回も穴開け自体は、大きさが大きい事以外は同じ要領のはず。
ドリルガイドで何とかなるだろう。

問題はタッピング(ネジきり)だ。

インビスの場合下穴にタッピングする必要が有る。
※通常の木ネジ程貫通力?がなく、山も若干浅い。

このタッピングが曲がれば、穴が垂直でも真っすぐは入らない。

6.3mmの下穴に7.3mmくらいのビスなので
山もそこそこ有るが、木ネジ程貫通力が無いのでタップする必要が有るのだと思う。

※中には心材がフォームの場合、タップなしで入れる強者もいるようだが・・・

タップを垂直に立てる為にジグを作った。
※市販のドリルガイドはサイズ、構造が合わず使えなかった。
※それに、簡易の市販のものは、精度が思ったより甘い(木工用だからかもしれないが)

ソコで金属加工の出来る友人に頼もうとも思ったが
ソレも面倒なので、手持ちの道具と材料で簡易のジグを作ってみた。

ほぼ垂直に切り出した木に、ドリルガイドを付けた木工ドリルで穴を開け、穴のサイズに合わせた金属スペーサーを打ち込み、高さはワッシャーとフランジ付きナットで調整し、
インサートビス以上には潜らない様に調整した。

最初に開けた穴は、やや傾むいてしまい、スペーサーを打ち込んんだものの、内径とほぼ同じサイズのシャフトを差し込んで垂直を確認すると、やや角度がついてしまって使えない。

もう一カ所開け直し、確認するとほぼ垂直?
※フリーハンドよりは全然マシなレベル。

その穴にワッシャー等を合わせ高さ調整をし、瞬接剤で固定。

対象がスキーである事を考えると、十分な精度で力をかけれるはずだ。

前回使用したドリルガイドはどうしても大きくて使いづらいので
このガイドの方が、見かけはともかく
精度は思ったより有るので
ドリル用も造ろうかな?