2012/12/27

OGASAKA UNITY U-S3 165


Xmasプレゼント!!

コノ板、ホームゲレンデでいつもお世話になっているロッジのXmas抽選会で当ったもの。
正確には長男が激闘の末?!当ったトップ景品だ。

[OGASAKA UNITY U-S3 165]12-13シーズン、今期モデルだ。

板のキャラクターとしては、いわゆる検定モデル?

OGASAKAでは、指導員検定や指導員向けモデルとして[UNITY]
レースカテゴリーが[TRIUN]として昔からある2大カテゴリーだ。
※今では[TC]や元祖カービングスキー?[KEO'S]など多種多様のシリーズがあるが[UNITY]は古くから操作性に重点を置いたシリーズで最もOGASAKAらしいシリーズともいえる。
※ボクも大昔、自分の外車(ELAN)でどうにもならず、知人の[UNITY]を借りて準指導員を受けた覚えがある。

どうしてもイメージ的には指導員検定などの低速種目もこなせる
尖った所の無い安定志向の板のイメージが強いが、
最近の[UNITY]は自由度の高い、かなり完成度の高い板なのは知っていた。
ただ、[UNITY]シリーズでも、トップグレードの[S1]はかなりしっかりした板だが、[S3]はビギナー用とまではいかなくとも、今時のプレート付きカービングスキーと比較すると、ボクが使うには用途が見つからない。
※コブは楽かも・・・

せっかく今シーズンモデルなのだから、今シーズン乗らないと勿体ないので、とりあえずビンディングをネットで物色する・・・
プランとしては、自分がメインで使用するつもりは無いので、嫁さんが乗るには少し長いが、嫁さんと兼用出来る様にセンター止めのレールタイプのビンディングを探す事に。
レールタイプなら調整も楽だし、レンタルビンディングの様に重くならずに済む。

しかし、これが思った以上にない。
ビンデイングのみの販売で調整可能なレールタイプはTYROLIAくらいしか無いようで、
多くは板とのセット販売でしかレールタイプが無いようだ!!

仕方が無いので予算的にもお金をかける気はなかったので、得意の「ヤ◯オク」で見つけた
MAKERのレンタルビンディングを早速落札。

しかし、そのすぐ後お仲間の「たっくん」さんよりコメが入り
「VISTの調整可能ビンディングを譲りましょうか?!」と入る!!
ほんの数十分前に落札したばかりだっただけに・・・残念だ。
※落札し入金まで済ませたのに、今だ先方より連絡無し・・・(不安)
「たっくん」さんのVISTなら週末受け取れたのに。

今回もまたDIYでビンデイングは付けるつもりだが、MARKERのアルペンビンディングのテンプレートは、ネットで探しても見当たらない。

レンタルビンディングなのでおそらく構造的にはレールビンデイングと同じ様に、プレートを先に取り付け、ビンデイング自体はレールの上に固定するだけ?ではないかと思っているが
本体がこない事には何とも・・・・

MARKER用の4.1×9.5mmドリルビットもあるのだが
OGASAKAの指定は3.8mm
またしてもコノ専用ドリルビットは使えそうにない・・・

グレード的にもメタルが入っているとも思えないので、3.5mmあたりでドリリングするのが無難。
※OGASAKAだとビン下のみメタルが入っているかも・・・

防水材もエポキシで代用出来る事が解っているので、コニシの90分でいいだろう。

取り付けは来年になりそうだが、取り付け時はまたレポートします。

ビンディングの取り付けDIYネタは、ほとんどネットにもないので参考になれば幸いです。
※特にアルペンビンディングについてはほぼ皆無。
もちろん自己責任の上での事だから、安易な事は言えませんが
ショップ取り付けだからといって信用に足るかどうかを判断するのも、自己責任だと思う訳です。


2012/12/26

魚の目対策 [トリクロ]


フットリペア?

ブーツチューン以前に、ボクの足は数々のトラブルをかかえている。
その一つに「魚の目」がある。

右足の母指球と小指球を結んだちょうど真ん中くらいに、5年以上居着いている。

「魚の目」などというふざけたネーミングの為、軽視されがちだが
最近ではブーツの中で痛みを通り越し、しびれ
足の裏が捻れているかのような錯覚すらして来る。

通常「魚の目」と言われるモノには不自然な摩擦などの刺激による物で出来るとされ、
その治療には、サチリル酸を主成分とした市販薬を貼付け焼き?取る方法と
皮膚科で液体窒素で焼取る方法などが主流だ。

もちろん5年間放置していた訳ではなく、皮膚科の治療も受けた。
一回目は、ハサミによる切除・・・・!!!
かなり深く刻まれ、歩行すら危うい位、痛い思いをしたが、すぐに再発。

日々、いわゆる「イボコ○ロリ」などを常用しているのだが、一向に改善する様子は無い。
お灸もしてみた・・・。

再度、皮膚科を訪れるが「ウイルス性の魚の目だから、撤去しても痛いだけで直らない。」と
なんともしまらない話をされ、渡されたのはいつもの「イボコ○ロリ」と同じサチリル酸のシート。

それ以来、毎日小さく切ったサチリル酸のシートをテーピングで止めているが、広がる気配は無いものの深く深くなっている気がする。

コイツで削る!!
3日に一度、剥がし、白く焼けた部分を取り除く。
当初デザインカッターでカットしたり
電動ドリルで削ったり・・・・今は電動リューターのサンドペーパービットで削っている。
上手く削れるが、一向に好転はしない。

もちろん靴にしても、気をつかいインソールなどもシダスなどのスポーツ用でなく、
そのジャンルに長けたインソールをわざわざ取り寄せた。

しかしそれでも具体的な方法は、上記以外の方法以外は少ないのが現状だ・・・最後は決まって医者にいけ!と締めくくられている。(あたりまえか?!)

町には数多くあるドラッグストアがあるが、大半が「イボ◯ロリ」で、それ以外の商品は少ない。
液体か、専用の大きさのテープのサイズが違うくらいだ。
処方方法は結局、焼いて切除しか無いという事だろう。

となると、もっと強烈に浸透して焼ける物は無いのか・・・?

そこで探しました。
「トリクロ」という名前の有効性分のサチリル酸が70%という事が、大きくアピールされた商品。

70%が「イ◯コロリ」と比較して高いのか、どうか解らないが、違う商品を試したくてネットで買ってみた。
中身はわずか5回分しかなく、コレで1K近かったので「イボコ◯リ」と比較するとかなり高額な気がする。
その分、期待してしまうが・・・・

とりあえず、風呂上がりに出来るだけ撤去して、新たに「トリクロ」を貼った。

これで、少しでも「イボ◯コリ」より効けばいいのだが・・・

結構スキーヤーで深刻な魚の目に悩まされている人は多いようでだが、
反して直ったという話は大概、「血がドボドボ出たけど痛くても爪切りで切った!」などと言う
武勇伝的根性論を振りかざしただけの軽度の魚の目なので、ボクには全く参考にならない。

だって、ボクだってドボドボやりましたもの・・・。




2012/12/25

2012-13シーズン初滑り[Triun GS23]


ホームゲレンデ始動

ようやくホームゲレンデがオープンし、今春買った[OGASAKA TRIUN GS23]を初おろし・・

コノ春オークションで見つけた出物で、春からソールを作ってきた板だ。

今シーズンは全国的に雪に恵まれ、幸先の良いスタートがきれている。
ホームゲレンデもご多分に漏れずリフト全可動でスタートしていた。

となると、長い奴の出番もあるわけで・・・

シーズン始めは、個人的に長い板を履く様にしていて、小回り用を履くのは1月中旬位から本格的に乗る様にしている。
※ボクは小回り用に慣れすぎると、エッジばかりに乗ってしまう傾向が強いので、意図的に回り難い?Rの大きい板でずらせる様にシーズンを始めるのがココ数年のマイルールだ。

まずは、あれだけワクシングに手間をかけた板なので、どれほどかと思ったが・・・
所詮、パラフィンしか入れていないのでさほど激滑りとまではいかなかった。
※初日、雨だった事もアリ、フッ素無しでは本々厳しい条件だが・・・

雨も上がり期待した2日目の滑走性
さほどでもなく、ベースワックスも確か最後がレッドどまりなので、こんな物かとも思ったが
履き替えてみたARUMADAも最終のワックスは同じなのに[GS23]よりは明らかに滑るので、やはり時間をかけて染み込ませた板は地(ベース)が違うようだ。

とは言うものの滑走性については、なかなかワックスだけの差なのか解りかねる・・・
以前乗っていた[FISHER WC GS23]とは明らかにキャラクターがちがい、扱い易さを感じる反面、レーシングの割に尖った所が無い。

[FISHER WC GS23]の様な外車が、細い線のような(シャープな)滑走性だとすると、国産の[OGASAKA TRIUN GS23]は少し太いイメージ。※具体性が無くすみません。
外車のような張りも無く、同社の新構造「なんちゃらビーム?」と呼ばれる足下に仕込まれた、2本のスチール棒の存在もあまり気にならず、マイルドな操作性はサンドイッチ特有で好感が持てる。

※国産を好まない人は、ここが「もっさり」していてレスポンスが悪いと評価する傾向が強いようだ。
コノ板、本々付いていたプレートをソフトなモデルに交換しているので、よけいにもっさりしてしまったかもしれないが・・
いずれにしても正確な評価は出来ない。

ただ、狙いどおり基礎板に使うなら、ちょうど良いという所か・・・な。

2012/12/18

ブーツウォーマー?[携帯カイロ]

発熱中!
コノ、ブログを初めて以来スキーブーツの保温ネタは数多くシーズンを通してやってきている。
しかし、[REXXAM]に限らず最近のスキーブーツはインナー、シェル共に保温性に欠ける。

最近の剛性を上げることで操作性/レスポンスを上げる構造のブーツは
完全に冷えるとブーツを履くのは難儀だ。

冷たく、冷えきったブーツはようやく履けても、天候によっては、終日爪先が暖かくなる事はない。

その為、履く前にストーブの前に置いてみたり、移動中の車で助手席に転がしておくとか・・・
専用のブーツトースターなるものを使う人も・・・様々なブーツを履く手順がある。

しかし、ストーブの前に置いてもシェルが柔らかくなるだけで、インナーの中までは中々暖まらず、
電源、熱源の無い場合や、人に乗せて行ってもらった時など、インナーを温めるのは難しい。

こないだのテント泊など1人がブーツを履くのに2人がかりだった。

そこで、テント泊はともかく事前にインナーを温める小道具は無いかと以前から探していた。
もちろん電源のある所であれば市販品は幾らかあるが、
出来ればもう少し手軽な方法は無いかと・・・

例えば「ホッカイロ」を事前に入れる?
※温度上昇が緩やかすぎて時間がかかりすぎるうえ、毎回?となると勿体ない。

出来れば30分〜1時間位加熱し、少し温められるだけでもいいので電気式のカイロが使えないかと思ったが
電池式もなんだか勿体ない上、左右で二個買ったら、専用のブーツトースターが買えてしまう?!

などと、考えていた矢先・・・

発熱面
某アウトレットショップで、「USBハンディカイロ」が・・・・円でタタキ売られていた!!

あまりの安さに発熱量や持続時間を疑い、1個だけ購入しテストする事に

本体は直径75mmほどで厚みも10mm強。
ブーツの爪先までは入りきらないが母指球のあたりまでは入りそう。

早速USBに接続し充電。

グリーンのインジケーターが消え、充電完了。
スイッチONで赤いインジケーターが点いて、加熱・・・

数分でボチボチ暖かくなり、10分もすれば結構な熱さになる。
専用のカバーも付いている事からも、直接肌に付けては少し心配な感じ・・・

しかし、ブーツの加熱に使うにはかなりいい感じ!!

充電に関しても、スマホ用のバッテリーが使えるから
2、3日は使えるだろう。

翌日、6個購入・・・!?
軽量だから数を持つのも苦にはならないが、まあ、2つづつヒモで繋いで
インナーに入れる感じにしようかな。

シーズンを通してインプします・・・


2012/12/13

LOCTITE222[インビス用]

インビス用のネジ止めを考える・・・


右から四つがネジ止め材。
インビス化によりビンデイングを外す事によるビス穴のダメージを気にする事も無く、取ったり,付けたりができる様になった。

個人的には

  1. 2種類のポジションを使い分けが出来る
  2. チューン時ビンを外して、スキーを固定出来る
  3. オフシーズンの収納が楽

などなど
メリットも多いのだが

前回のマイナートラブルもあり・・・
インビスの弛み止め(ネジ止め)の取扱いを少し考えようと思う。


インビス化して最初に取り付けた時、
[LOCTITE243]を添付してボルトを締めた。
ただ、溢れるほど過剰に添付し、締めたためか、マイナートラブルもあった。

インビスは金属同士の接合になる為、弛みの心配がある。
通常デフォの木ネジの場合は基本的に弾性があるため、防水液のみ添付し一度締めたら外される事もなく、弛みもほぼ無い。

そこで、インビスの場合ネジ止めの添付が必要になる(と思う?)

コノ、ネジ止め[LOCTITE]というメーカの物が有名で、ホムセンで簡単に手に入る。

嫌気性接着剤と言われる、酸素を遮断し金属同士を接着するもので、平たく言えば「接着剤」だ。

強度は高強度/中強度/低強度とあり、ボルトの大きさや仕様によって種類がある。
[LOCTITE]の仕様なのかもしれないが、強度により色分けされていて、中強度は硬化すると青く硬化する。
そう思うと、スキー等で使われるビス、ボルトには青い弛み止めが添付されている事が多い。

※赤は高強度で、基本的に外す予定の無いボルトに使う物らしい。


前回使った[243]は中強度の一般的な物だった。
しかし、添付の仕方も悪かったが、マイナートラブルに見舞われた為、今回[222]という低強度の物を用意した。

ボードの人たちのブログを見ると、インビスにCRCを吹いたり、弛み止めを付ける習慣は薄いようだ。
ボードの人達は滑走後はビンデイング(ボードの人達はバインディング?)を外す習慣が割と高いので、緩む前に外してしまう事の方が多いのかもしれない。

ただ、ボクの場合ビンを外したり、外さなかったりと言うハッキリ決めていないため、
頻繁に外すボードと違い、油断した頃にマイナートラブルに見舞われる可能性が高い。

だから、強度を落としても、弛み止め無しという選択はないかな。

また、週末滑走してから外してみようと思います。



2012/12/12

Mont-mell シンプルオーバーシューズ

以前のオーバーグローブの投稿で一緒に写っていたオーバーシューズを見て、コメントでリクエストを頂いたので少しインプします。

このオーバーシューズ、テント泊時に外へ出るたびスキーブーツを履くわけにはいかないので、テントシューズ、ダウンソックスの上から履ける物を探していた。
※通常はテントシューズで出入りするようだ・・・ただ、そうなるとダウンソックス、テントシューズに雪が付く事は避けられないと思うのだが?

厳冬期のテント泊ではトイレやテント外の雪かきなどが想定され、その度ごとにブーツを履くというのは現実的じゃない。(と思うのだが??)
実際テントシューズも市販の物は、いわゆる外履き用と内履き用があるようだが、2種類持ち込むのは現実的ではない。

そこで、ボクはテント内はダウンソックスにして、外に出る時はオーバーシューズを上から履き作業等をしようと考えた。

他の2人はしっかりしたロングのテントシューズを用意していたが、テント内はともかく外にトイレに行く時などは、ビニール袋を被せて出ていた。
テントシューズのソールはスリップ止め加工がされていても、ビニールを被せた状態では滑って歩くのもままならない様子だった。

ボクの方は、一応野外用に造られたオーバーシューズのソールはターポリン製で僅かなパターンしか刻まれていないが、雪上で滑る事も無かった。

このオーバーシューズ、本来は防水の無い登山靴やスニーカーの上から履き、スノーシューなどをはめる事で、スノーハイクを可能にする為の物らしい。

その為サイズもS/M/Lとあるのだが
S21.024.0cm)、M24.027.0cm)、L27.030.0cm
コノサイズが、微妙な表記で表記のサイズのトレッキングシューズを履いた時のサイズ?らしい。
つまり、ボクは25.5cmなので、当然Mサイズ。
しかし、実際はかなりオーバーサイズで、スキーブーツの上からでも履けるくらい大きかった。
今回のような目的なら「S」でよかったようだ。

サイズはともかく、使用についてはマズマズ?!かな?
少なくとも目的の使用には問題は無かった。

当初、カタログデーターではコンパクトにならないため事前のミーテイングでは要らないとか、かさばるとか言われたが、あって良かった。
ただ、サイズも含めコレでないといけない訳でもない。

素材的に携帯性には少し不利で、特に靴底素材がターポリンのため折り畳み難く
柔軟性に欠ける。
構造的にも長靴構造の只の袋なので、上部をコードで締めるだけでベルトなどのアジャスターは無いので、フィット感は無い。
その分、オーバーサイズも手伝い、脱ぎ履きはストレスが無い。

そして、カタログには防水、防寒とあるのだが所詮ナイロンとターポリンが靴底の袋なので、断熱層がある訳ではないので、防寒?と言われると??なのだが
案外冷たさは感じなかった。
基本ダウンソックスの上から履いていたが、一度スキーソックスのまま履き、雪上を歩いた際もさほど冷たさは感じなかった。
案外、足のウインドブレーカーのような物と考えると、幾らか保温性は期待出来るのかもしれない。※一応底まである袋状なのでデッドエア?は確保される。

コメで質問のあった「たっくん」さんは、子供の練習につき合う為、スキーを脱いで雪上に立つ事がおおく、ブーツの上からコレを履いたら幾らかマシではないかと・・・質問を頂いた。
「たっくんさん」とはホームゲレンデが同じ事もアリ、スキーブーツの保温アイデアを、お互いのブログで紹介し合う仲なのだが、このオーバーブーツにも目をつけていたようだ。

で、どうか?という質問なのだが、サイズと少し工夫をすれば案外いけるんじゃないかと思う。
近頃のスキーブーツは断熱性が低く、底冷えするので、ソールを雪面から遠ざけ、シェルの冷えも空間を作る事で、直接シェルが冷やされる要因も減る。

ある程度サイズを合わせないと、歩行し難いのでベルト等を追加し、ターポリンのソールに合わせて、少し厚みのあるクッションを入れる事で、断熱とオーバーブーツのズレを減らし、フィット感もあがり、使い易いのではないかと思う。

今回そうしなかったのは、軽量/携帯性を優先したため。
次回使用の際はどうせ、ザック外にくくるなら少々携帯性が悪くなってもやる価値はありそうだ。




2012/12/10

ARMADA TST インビス化[オプション?]

メタボスキーの固定!

ARMADA TSTをインビス化にあたり、もう一つメリットオプションがある。

というのも、以前よりファットスキーをバイスに固定する際、なかなかしっくり来る方法が無く、一応様々な方法を試みたが今ひとつ、しっくり(確実な固定方法が無い)しないまま、ボードバイスを使用し続けていた。

従来の・・現行販売されている多くのバイスではセンター100mmを越えるファットスキーはしっかりとスキーを固定する事が出来ない。
※ボクの知る限り、ファットがちゃんと固定出来る市販バイスは無いのじゃないかと思う。

詳しくは以前書いたが、手持ちの2種のバイスでも完全に固定する事は難しく、正確な作業がどうしてもし難かった。

今回インビスした事により、チューン時ビンディングを外してしまう事が簡単に出来る。

※ビンを頻繁に外してもインビス化してあるため、ホールのダメージ等は基本的に無い・・・はず。

ビンを外した板に、写真のようなパーツをインビス穴に仮止めする。
一応しっかり固定したいので前後、未使用のデフォポジションのインビスに固定する。

←コノパーツは、以前ヘリの整備工だった弟から貰った。
ボディアース?か何かと聞いたような???
コレが穴のサイズ、長さ共にバッチリ!!

前後2箇所をテーブルからゴムでテンションを
かける事でかなりしっかり固定出来る。
(出来た!!)
今までのアイディアの中では一番良い感じ。


TST(ロッカー)のヤタラ長いトップ部のスクレイピングでも、スキーが踊る事無く細部まで、しっかりテンションをかけられる!!

メンテのたびにビンを外すのも面倒だが、スキー単体にする事でかなり整備性は高くなる。

このTSTはデフォルトポジションと-50mmポジションと2ポジションでインビス化してあるので、トップ部はこのままワイヤーを取り付けたままにしておけば、ヒールはブレーキ、トップはワイヤーにゴムをかける事で、だいぶしつかり固定出来るかと・・・

2012/12/08

Gregory Baltoro75インプレッション


ア~重かった、ホント重かったグレゴリー・・・

(ビギナー)大型ザックインプレッション



各自アタック+メインザック 30kgオーバー!?
ほぼ毎朝、多少なりとも運動しようと思い、小学校へ通う子供の分団と一緒に歩いているのだが、出発の数日前からパッキングシミュレーションしたザックを背負って歩いてみた。

※子供達からは「何何?山いくの?!」「重い?!」などの質問攻めに合いながら、周辺の方々からは奇異の目で見られながら・・・

それでも、この事前のテストはたいへん意味があった。

まず、どんなに重いのかを体に覚えさせる事ができた。



  • 歩行姿勢
  • パッキングのウエイトバランス(重心位置)
  • 各ベルトのセッティング


などなど、買ったばかりで初めて使うザックだった事もアリ
事前に様々な確認が出来た事は有意義だった。

特に、GregoryはサイズがS/M/Lとあるのだが
主にショルダーベルトの上部付け根部からウエストベルト位置の距離
ウエストベルト長がサイズにより異なる。

ボクは身長172cm、体重63kgというとちょうどMか?Lでもなんとか・・・
位のサイズにあたり、メーカーによってはLを勧められる場合もある。
※ウエストベルトは間違いなくM寸なのだが・・・

Gregoryは背面長でサイズを決めるのだが、サイズの間の場合は小さい方をセレクトする事としているようだ。

一応、ショルダーベルト、ウエストベルトはオプションでサイズ変更も利くのだが、
もちろん割高になるので、デフォルトで使用したい。

となると、交換せずに調整出来るのはショルダーベルトの取り付け位置。

僅か位置にして2cm程の調整幅でしかない。

しかし、コレが全く違う・・・
違うというのは、当初取り付け位置を短い方でセットし担いでみたが歩くうちに、肩に負担が多くショルダーベルトが食い込み、辛い・・・

もちろんショルダーベルトを緩めてみたり、チェストベルトを締めたり、緩めたりと工夫してみるも全く良くならず、ポジションが決まらない。

そこで、一旦ザックを下ろしショルダーの取り付け位置を長い方に取り付け直してみた。

すると激変!!
様々ベルトで調整しても決まらなかったポジションがスッと決まり、さっきまでの肩にかかっていた重さが分散され、まるで荷物が軽くなったかのような錯覚をする。

やはり、コノクラスのザックはザックの軽量化も重要だが、フィッテイングにより上手く重量を分散させる事の出来る方が結果軽く感じる。

フィテイングが決まる前と後じゃ、ホントに重量が変わる!?

その点では、あえて少し重くとも、身体に追従するフレームを搭載したGregoryをチョイスしたのは良かったような気がする。

Gregoryはショルダーの取り付け部や、ウエストベルトの取り付け位置がリジットでなく、フローティングな為、ザックが振られ難いようだ。
※店頭でほぼ空荷のOspreyと担ぎ比べた際も、少しその辺りの差を感じたため少し重量があったが、Gregoryに決めた。

今回大型のザックを購入し、解った事は今までのような小型のザックは大きな重量でもないのでさほどフィット感にシビアではなかったが、大型ザックの場合、背面と腰部に隙間やブレがあると担ぎ心地というより、少し大げさなようだが荷物の重さが変わる。

各社その辺りに独自の理論や製法があるのだろうと思うが、
大きいザックの方がよりその辺りの差が顕著にでるかと思う。
もちろん好みもあるので、グレゴリーのようなカッチリした担ぎ心地の物が良い人もいれば、
もっとゆったりとした感じのフィットを求める人ではセレクトも違って来るだろう。

ただ、スキーを前提で考えると、少しでも追従性の高いザックでないと
ザックに振られて転倒する可能性が高くなる。
そう言う意味では背面滑り止めのシリコン加工など、ズレ無い為の工夫が結構効いていて、ウエストのみだけでもかなりしっかり固定出来るグレゴリーは有効だ。

2012/12/07

ウェア考[レイヤリング]

立山トリップにてウェアを考える・・・
普段のゲレンデスキーや、ワンデイハイクであれば、ウェアのレイヤリングは自分也のデフォルトがあるのだが、
今回の様な厳冬期の3日間にわたるテント泊のレイヤリングとなると、
  • 3日間以上着っぱなし、
  • 行動時と滑走時、
  • ソレに就寝時
などに対応し、応用のきくレイヤリングが求められる。

いままでそんな経験もなく・・・どうしたものかと。
今回ずいぶん悩んだ。

普段のスキー時は
[トップス]
  • 1st:アンダーアーマー(即乾保温アンダー)
  • 2nd:クラウドベイル(フリース)
  • アウター:ホグロフス(ゴア 3レイヤー)

[パンツ]
  • 1st:ストレッチボクサーパンツ(即乾保温アンダー)
  • 2nd:CW-X(即乾保温コンディショニングアンダー)
  • 3rd:アクリルタイツ
  • 4th:ダウンハーフパンツ
  • アウター:ホグロフス(ゴア 3レイヤー)

[ソックス]
  • スマートウール


大体、暑くても、寒くても極端に春先でもなければこんなもんだ。

ただ、着替えもままならない山では着続けられる、ストレスの少ないウェアが望ましく、
普段使用しているコンディショニング系(圧迫系)のウェアはあまり適さず、
シチュエーションによっては末端の凍傷の可能性を高めるらしい。

アウターやミドラーについては着替えたり、補充する事も可能なので、
かさばる以外は持って行くかいかないかだけなので問題はない。
悩むのはアンダー(下着)1stレイヤーだ。

色々と調べたり、聞いた結果1stレイヤーはウールが良いとの事、今時は様々な保温インナーが販売されているが、その大半はアクリルやポリエステル製で、確かに乾きは早いが、素材自体に吸湿性がないため
汗をかいた場合どうしてもしばらくは濡れによる冷えを感じる。アンダーアーマーも同様

厳冬期においては乾かすと言っても熱源は自分の体しかない。
行動中も汗をかいてしまうと汗が皮膚とアンダーの間に残り乾くまでは冷えにさらされる事になる。
ところが、ウール素材だと少し違い、ウール自体に吸湿性があるため、汗が皮膚とアンダーの間に残らないため冷えを感じ難い。(らしい)※消臭性能も高い

あと山ウェアで何かと話題の「スキンフラッシュドメッシュ」。
[ファイントラック]というドメステックブランドのオリジナルウェアなのだが、コレはアンダーのアンダーといわれ、
今まで1stレイヤーと言われる物の下に着るレイヤーで、撥水性インナーだ。
詳しくはメーカーホームページで確認して欲しいが、
ボクも数年前購入したが、今一つ効果を感じる事が出来ず使用していなかった。

というのも「スキンメッシュ(略)」をアンダーアーマーの下に着て使用していたが、しっかり汗をかけば冷えるし?言う程の物じゃないじゃん!?
と思っていた。
しかし、今回上記の事からも2ndのアンダーアーマーとの相性が悪い事が解り、立山トリップでは・・・メリノウールのアンダーを購入し、その下に着用した。

立山テント泊トリップのウェアレイヤリングは
[トップス]
  • 1st:ファイントラック(フラッシュドスキン)
  • 2nd:ワイボウア(メリノロングアンダー)
  • 3rd:クラウドベイル(フリース)orユニクロ(エアテックフリースJK)
  • アウター:ホグロフス(ゴア 3レイヤー)

[パンツ]
  • 1st:ストレッチボクサーパンツ(即乾保温アンダー)
  • 2nd:CW-X(即乾保温コンディショニングアンダー)
  • 3rd:アクリルタイツ
  • 4th:ダウンハーフパンツ
  • アウター:ホグロフス(ゴア 3レイヤー)

[ソックス]
  • 1st:ファイントラック(フラッシュスキンメッシュソックス)
  • 2nd:スマートウール

※ソックスもレイヤリングしてみた。

テン場までの道のりでは、少々天候も悪く風もあったが、ボクは異常に暑く感じ、汗だくだった。※この時アウターは無しで、ミドラーはユニクロ。
3日間、終始寒いと言う事がなく、他の2人と比べると、むしろ少し暑すぎる場面が多かった。
そう考えると、新規購入したワイボウア(メリノロングアンダー)がかなり暖かいのだと思う。※汗のかきすぎは体力の消耗に繋がるので少し対応を考えないといけない。
テン場までの道中、大汗をかいても冷えを感じる事がなかったのは驚いたが、
これ以上脱げない状態での汗には参った。
※軽い高山病の症状かもしれないが・・・

3日間で一度お風呂に入ったがソレでも着替えは無し。※パンツのみ交換
それでも、様々な高機能アンダーはベタつく事もなく快適だった。

それと、ユニクロの「エアテックフリースJK」なかなかデザインがかっこ良かったので買ったのだが・・これ、意外な程暖かい。
クラウドベイル ユニクロ
のつもりで少し保温性に差があるかと思って持って行ったのだが・・・
結果、保温性変わらず・・同じくらい温かい。
小さくパッキング出来る分ユニクロの方が分があるのだが、なにせ山用でないため
ポケットにジッパーがなく、胸のナポレオンポケットもない為、山では使いづらい。

化繊のアンダー全盛ですが、究極は天然素材が手堅いという事がよ~く解りました。


2012/12/06

ISUKAコンフィマットレス[立山テン泊]防寒対策


初めての厳冬期のテント泊で最も想像がつかなかったのがテント内での寒さ対策。

行動中であれば、ゲレンデと比較したり、過去に登った山などを元に何となくは想像がつく。
基本的にはゲレンデでのレイヤリングとほぼ変わらない内容で行った。

しかし、就寝時の装備については様々な情報を集めるが、コレばっかりは人による・・・という。

人によっては厳冬期用のシュラフだけで特に着込む必要もないという人、厳冬期用の装備をフルに必要という人・・・
もちろん、天候にも左右される事だが、地面?
雪面の断熱は、ウェアやシュラフでは防ぐ事が出来ない。
※シュラフにしてもウェアにしても就寝時(背面部)は潰れる為にどんなに高級なダウンであろうとも断熱、保温性は皆無だ。

テントの底はナイロンシート一枚。
※グランドシートも?敷くのだが断熱効果はもちろん無い。
つまり雪面に座るのと何ら変わらない。

その為、何らかのマットを敷き雪面からの断熱が重要になる。

トリップの数日前に偶然、某スポーツ量販店で偶然友人に会い、彼が言うには
「立山で寝るにはR値が6以上無いと寝れんらしいよ!!」
と、間際にまた不安を煽るのである。

彼が言うには断熱性能を表す[R値]というのがあり、いわゆる銀マットで0.5~1で、
リッジレストなどに代表されるエアマットが2.5~位。
らしい・・・・
「はぁ~」
銀マットなら6枚
エアマットでも2~3枚敷かないとダメじゃん!!
そんなバカなと思いつつも不安になる。
底冷えは防ぎようが無い。

当初、手持ちの世界最軽量U.L.マットのみで行こうと思っていた。
下手な突起のあるマットより暖かいと思っていたが、R値?
などと言われると不安になる。

今回テント内はテント用のAT.マット(銀マット)を敷く事にはなっていたが、仮にU.L.マットが1~2あったとしても合計2.5!
彼の話で言えば寝られない値だ・・・・!?

仕方が無いので急遽また出費。
[ISUKAコンフィマットレス120]購入!!

この手のエアマットではサーマレストが有名だが、同じような構造でもISUKAは割安だ。

エアマットは、厚さ22mmでR値「2」3.5mmでR値「3」と言う具合で、
ほぼその厚さとR値が比例しているようだ。

購入したマットは厚さ35mm
[U.L.マット]と[テントATAマット]と合わせて「5」位にはなるかと・・・
ただ、これ以上荷物が増えるのも難しいので長さは120として容積を押さえた。

で、立山の2晩・・・前にも書いたが持って行った防寒具はほとんど着る事も無く就寝出来た。

少なくとも
■テントマット
■U.L.マット
■コンフィマットレス
の3層で冷えを感じる事は無かった。

しいいて断熱だけをいうなら、U.L.マットまでで十分?
コンフィマットレスのクッション性は、テントの設営が下手な僕らには有効だったが、
別段、無くともいけたような気がする。

テントの底冷えに付いては天候に左右される物ではないと思うので、
今回のレイヤーで十分機能する事が解った。
※個人的には・・・

ちなみに他の2人は、テントマット以外に

  • 22mmのサーマレスト。


もう1人はかなりリッチで

  • ネオエアー
  • サーマレスト35
ソレも180のフルサイズの2枚重ね
と言うラグジュアリーな感じ。
ここまで来るとR値「6」はゆうに越える!!

厳冬期のテント泊、色々勉強になります・・・・。




2012/12/04

DIY スノーソー[ゴム太郎 荒目]


今回の立山トリップで初めて本格的な厳冬期でのテント設営をした。

幸い天候も大きく荒れる事も無かった為、大きな問題は無かったが、新雪が少し絞まっただけの雪は、崩れ易く、シャベルでは思ったような形に掘り出す事は難しく、四角のブロックを積み上げて壁を造る事は困難だった。
逆に踏み固められた設営跡は硬く、アルミのブレードのシャベルでも歯が立たない!!

テン場の猛者達の造る風よけは正確で美しく、まるでヨーロッパの石畳のようだった。
※少し造る様子を見ていたのだが、最初に4カ所ゾンデを立てて、設営サイズと位置をハッキリ決め、切り出す雪のブロックも決まったサイズで正確に切り出しくみ上げていた!!

今回のトリップでは新雪である事が解っていたので、スノーソーまでは必要ないだろうと考えていた。

しかし、厳冬期の設営にはスノーソーは必須だと感じた。

実際正確に作業を進める事で結果効率が良い。
設営時間の短縮はリスクを減らす事にもなる為、スノーソーはパーティに1本は必須だ。

このスノーソー、代表的なBCブランドからは大体出ているが、その使い勝手は少々差があるようだ。
価格も大体6~8Kオーバーとそう安くもない。

常備するなら軽い物でないと持って行きたくない。
かといって短かったりすると効率が悪い。
最低でも刃渡り300mmは欲しい。

専用の物は雪/氷用の工夫がされ、刃が荒くスピィーディーにカット出来たり、スノーチェック用のガイドが付いていたりとあるのだが、どれもゴツい上、高額だ。

そこで、ボクの愛読しているブログ「山道具道楽」に以前スノーソーの記載が有った事を思いだし、検索!

おすすめのノコ刃が記載されていた。
そう、普通?のノコ刃のみにグリップを巻き使う事を推奨していらした。

理由は軽量である事と、安価、切れ味が良いとのこと。
おすすめは「ゴム太郎」シリーズ。
ただこの「ゴム太郎」シリーズ、ホムセンに普通にあるのだが、お進めされていたような替え刃がグリップまで伸びる物が見当たらなかった。
ずいぶん探したのだが・・・

オススメされていた「ゴム太郎」は剪定用のモノで木工売り場にはなくガーデニングコーナーに有った!!

剪定用のノコは、刃に剛性がアリ、あまりしならない、
そして、狭い枝の間で作業するため幅が狭く、先が効く。
そして、重要なのが木工用は大概、刃の部分のみが替え刃として売られているためグリップが無い。
剪定用は刃の剛性が必要なため替え刃がグリップ部まで伸びている為、グリップを巻くだけで、替え刃のみの使用が可能だ。
替え刃だけだと刃渡り300mmでも100g!
中々軽量に収まる。
専用のさやとグリップを付けると265gにもなるので、カバーだけ軽量に造れれば、市販品のスノーソーより軽く出来る。

刃は枝切り用のため、スノーソーよりはスピードで劣るが、深く雪を掘り進んだ際、枝などが出てきてもそのまま切る事が出来るメリットもある。
※市販品には枝切り用と雪用の刃が付いた物も在るようだ。

もう少し刃渡りが欲しい所だが、これ以上になるとザックの装着が難しくなる。
※専用の物では2つ折りの物も市販されている。

グリップに少しギミックを付けシャベルのハンドルに固定出来るともっといいかもしれない。

テストは1月かな~

子供とのかまくら造りにでも使ってみよう。