2012/12/07

ウェア考[レイヤリング]

立山トリップにてウェアを考える・・・
普段のゲレンデスキーや、ワンデイハイクであれば、ウェアのレイヤリングは自分也のデフォルトがあるのだが、
今回の様な厳冬期の3日間にわたるテント泊のレイヤリングとなると、
  • 3日間以上着っぱなし、
  • 行動時と滑走時、
  • ソレに就寝時
などに対応し、応用のきくレイヤリングが求められる。

いままでそんな経験もなく・・・どうしたものかと。
今回ずいぶん悩んだ。

普段のスキー時は
[トップス]
  • 1st:アンダーアーマー(即乾保温アンダー)
  • 2nd:クラウドベイル(フリース)
  • アウター:ホグロフス(ゴア 3レイヤー)

[パンツ]
  • 1st:ストレッチボクサーパンツ(即乾保温アンダー)
  • 2nd:CW-X(即乾保温コンディショニングアンダー)
  • 3rd:アクリルタイツ
  • 4th:ダウンハーフパンツ
  • アウター:ホグロフス(ゴア 3レイヤー)

[ソックス]
  • スマートウール


大体、暑くても、寒くても極端に春先でもなければこんなもんだ。

ただ、着替えもままならない山では着続けられる、ストレスの少ないウェアが望ましく、
普段使用しているコンディショニング系(圧迫系)のウェアはあまり適さず、
シチュエーションによっては末端の凍傷の可能性を高めるらしい。

アウターやミドラーについては着替えたり、補充する事も可能なので、
かさばる以外は持って行くかいかないかだけなので問題はない。
悩むのはアンダー(下着)1stレイヤーだ。

色々と調べたり、聞いた結果1stレイヤーはウールが良いとの事、今時は様々な保温インナーが販売されているが、その大半はアクリルやポリエステル製で、確かに乾きは早いが、素材自体に吸湿性がないため
汗をかいた場合どうしてもしばらくは濡れによる冷えを感じる。アンダーアーマーも同様

厳冬期においては乾かすと言っても熱源は自分の体しかない。
行動中も汗をかいてしまうと汗が皮膚とアンダーの間に残り乾くまでは冷えにさらされる事になる。
ところが、ウール素材だと少し違い、ウール自体に吸湿性があるため、汗が皮膚とアンダーの間に残らないため冷えを感じ難い。(らしい)※消臭性能も高い

あと山ウェアで何かと話題の「スキンフラッシュドメッシュ」。
[ファイントラック]というドメステックブランドのオリジナルウェアなのだが、コレはアンダーのアンダーといわれ、
今まで1stレイヤーと言われる物の下に着るレイヤーで、撥水性インナーだ。
詳しくはメーカーホームページで確認して欲しいが、
ボクも数年前購入したが、今一つ効果を感じる事が出来ず使用していなかった。

というのも「スキンメッシュ(略)」をアンダーアーマーの下に着て使用していたが、しっかり汗をかけば冷えるし?言う程の物じゃないじゃん!?
と思っていた。
しかし、今回上記の事からも2ndのアンダーアーマーとの相性が悪い事が解り、立山トリップでは・・・メリノウールのアンダーを購入し、その下に着用した。

立山テント泊トリップのウェアレイヤリングは
[トップス]
  • 1st:ファイントラック(フラッシュドスキン)
  • 2nd:ワイボウア(メリノロングアンダー)
  • 3rd:クラウドベイル(フリース)orユニクロ(エアテックフリースJK)
  • アウター:ホグロフス(ゴア 3レイヤー)

[パンツ]
  • 1st:ストレッチボクサーパンツ(即乾保温アンダー)
  • 2nd:CW-X(即乾保温コンディショニングアンダー)
  • 3rd:アクリルタイツ
  • 4th:ダウンハーフパンツ
  • アウター:ホグロフス(ゴア 3レイヤー)

[ソックス]
  • 1st:ファイントラック(フラッシュスキンメッシュソックス)
  • 2nd:スマートウール

※ソックスもレイヤリングしてみた。

テン場までの道のりでは、少々天候も悪く風もあったが、ボクは異常に暑く感じ、汗だくだった。※この時アウターは無しで、ミドラーはユニクロ。
3日間、終始寒いと言う事がなく、他の2人と比べると、むしろ少し暑すぎる場面が多かった。
そう考えると、新規購入したワイボウア(メリノロングアンダー)がかなり暖かいのだと思う。※汗のかきすぎは体力の消耗に繋がるので少し対応を考えないといけない。
テン場までの道中、大汗をかいても冷えを感じる事がなかったのは驚いたが、
これ以上脱げない状態での汗には参った。
※軽い高山病の症状かもしれないが・・・

3日間で一度お風呂に入ったがソレでも着替えは無し。※パンツのみ交換
それでも、様々な高機能アンダーはベタつく事もなく快適だった。

それと、ユニクロの「エアテックフリースJK」なかなかデザインがかっこ良かったので買ったのだが・・これ、意外な程暖かい。
クラウドベイル ユニクロ
のつもりで少し保温性に差があるかと思って持って行ったのだが・・・
結果、保温性変わらず・・同じくらい温かい。
小さくパッキング出来る分ユニクロの方が分があるのだが、なにせ山用でないため
ポケットにジッパーがなく、胸のナポレオンポケットもない為、山では使いづらい。

化繊のアンダー全盛ですが、究極は天然素材が手堅いという事がよ~く解りました。


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