2012/12/04

DIY スノーソー[ゴム太郎 荒目]


今回の立山トリップで初めて本格的な厳冬期でのテント設営をした。

幸い天候も大きく荒れる事も無かった為、大きな問題は無かったが、新雪が少し絞まっただけの雪は、崩れ易く、シャベルでは思ったような形に掘り出す事は難しく、四角のブロックを積み上げて壁を造る事は困難だった。
逆に踏み固められた設営跡は硬く、アルミのブレードのシャベルでも歯が立たない!!

テン場の猛者達の造る風よけは正確で美しく、まるでヨーロッパの石畳のようだった。
※少し造る様子を見ていたのだが、最初に4カ所ゾンデを立てて、設営サイズと位置をハッキリ決め、切り出す雪のブロックも決まったサイズで正確に切り出しくみ上げていた!!

今回のトリップでは新雪である事が解っていたので、スノーソーまでは必要ないだろうと考えていた。

しかし、厳冬期の設営にはスノーソーは必須だと感じた。

実際正確に作業を進める事で結果効率が良い。
設営時間の短縮はリスクを減らす事にもなる為、スノーソーはパーティに1本は必須だ。

このスノーソー、代表的なBCブランドからは大体出ているが、その使い勝手は少々差があるようだ。
価格も大体6~8Kオーバーとそう安くもない。

常備するなら軽い物でないと持って行きたくない。
かといって短かったりすると効率が悪い。
最低でも刃渡り300mmは欲しい。

専用の物は雪/氷用の工夫がされ、刃が荒くスピィーディーにカット出来たり、スノーチェック用のガイドが付いていたりとあるのだが、どれもゴツい上、高額だ。

そこで、ボクの愛読しているブログ「山道具道楽」に以前スノーソーの記載が有った事を思いだし、検索!

おすすめのノコ刃が記載されていた。
そう、普通?のノコ刃のみにグリップを巻き使う事を推奨していらした。

理由は軽量である事と、安価、切れ味が良いとのこと。
おすすめは「ゴム太郎」シリーズ。
ただこの「ゴム太郎」シリーズ、ホムセンに普通にあるのだが、お進めされていたような替え刃がグリップまで伸びる物が見当たらなかった。
ずいぶん探したのだが・・・

オススメされていた「ゴム太郎」は剪定用のモノで木工売り場にはなくガーデニングコーナーに有った!!

剪定用のノコは、刃に剛性がアリ、あまりしならない、
そして、狭い枝の間で作業するため幅が狭く、先が効く。
そして、重要なのが木工用は大概、刃の部分のみが替え刃として売られているためグリップが無い。
剪定用は刃の剛性が必要なため替え刃がグリップ部まで伸びている為、グリップを巻くだけで、替え刃のみの使用が可能だ。
替え刃だけだと刃渡り300mmでも100g!
中々軽量に収まる。
専用のさやとグリップを付けると265gにもなるので、カバーだけ軽量に造れれば、市販品のスノーソーより軽く出来る。

刃は枝切り用のため、スノーソーよりはスピードで劣るが、深く雪を掘り進んだ際、枝などが出てきてもそのまま切る事が出来るメリットもある。
※市販品には枝切り用と雪用の刃が付いた物も在るようだ。

もう少し刃渡りが欲しい所だが、これ以上になるとザックの装着が難しくなる。
※専用の物では2つ折りの物も市販されている。

グリップに少しギミックを付けシャベルのハンドルに固定出来るともっといいかもしれない。

テストは1月かな~

子供とのかまくら造りにでも使ってみよう。




追記:G3のスキーベルトでBDのシャベルシャフトに取り付けてみた。
割と加工無しでもしっかり止まったのでこのままでもいいかも・・・


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