2013/04/23

ARMADA TST+TLT Vertial ft12[インビス&TLT化] #5



TLT Vertial FT12のヒールピースを取り付ける事にした。

今シーズン購入したTECNICAのテック対応ブーツでセットするつもりで準備していたが、
来期このブーツを使うかどうか解らなくなったので
来期手に入れる予定のブーツを、借りてセットする事にした。


というのも、TECNICAのソールサイズが300mmに対し
借りた?いや来期予定のブーツDYNAFITが292mmと同じ25.5cmのサイズにもかかわらず、異常に小さい。

テックビンディング(TLT)は、その構造からソールサイズだけで合わせて付けるには不安がある。
※BARONなどと違い、プレートなどを介さないためヒールの取り付け位置は現物確認した方が何かと安心だ。

現に300mmと292mmでは前後で5mm違って来るが今回は、
トゥーピースはセット済みのため、ヒールを実質10mm前に付ける事となる。

しかし、既にBARONのインビスが2セット打ってあるため、
上/3mm 中/インビス 下/6.3mm
TLTの取り付け位置にはかなり制約がアリ・・・
ソールサイズ300mmでセットしざるを得なかった。

よって、ヒールピースの調整で10mm前に出すのだが、verticalの可動域は
前後15mm、ほぼ、一杯々。いささか不安が残る。

事前にブーツをセットしてみて、ヒールピースの取り付け位置が、
そのままで可能かどうか確認してみたが、かなりタイトだ。

ヒールピースとブーツソールのクリアランスはverticalで5.5mm
本来は専用のゲージがあるのだが、持っていないので同サイズのヘキサゴンレンチを挟んで位置を決めた。

気持ち的にはもう5mmでも前に出したい所だが
ヒールピースの本穴
選択の余地がないのは、仕上りのインビスの数を見てもらえば解る。

通常ビンディングの取り付けに使う木ネジなら、大きくても4.1mm下穴で良いが
このインビスの場合、下穴が6.3mmなので隣のインビスから
ポンチの位置を10mm離しても、インビスをセットすると、感覚は5mmを切る事になる。
本来は10mm以上離すのが望ましい。

となると、今回の選択は仕方が無い。
※デフォルト位置のインビスが邪魔だった・・・・ただ、この件については1年吟味した結果なので仕方が無い。

気になるブーツセンターも、おおよそデフォルトから60mmバック。
おおよそ想定内だ。(Baronはデフォと50mmバック)

自作治具でタッピング
まあ、位置が決まってしまえば、後はやるだけだ!

もう、何度もやっているし、ヒールピースはトゥーピースと比較すれば、
幾らか気が楽だ・・・(トゥーほどシビアじゃない)

とは言っても、心材が柔らかいARMADAは何度やっても緊張する。
  • ■まずは3mmで8mm下穴を開ける。
  • ■次に6.3mmで9mm。
  • ハンドドリルのお尻に付けたレベルゲージを見ながらドリリング。
次に
  • ■自作の治具で固定しつつタッピング。
  • ※今回は半分(おおよそ7回転)で止めてみた。
  • ■インビスを取り付け用のボルトにつけ空でねじ込んでみる。
  • 楊枝でエポキシをヌリヌリ
  • ■ヒールピースを仮止め


この時点でブーツを取り付けてみて、位置調整。
おおよそ良さそうなので
次に社外スキーアイゼン、VOILE[ボレー]の位置を決める

コレがまたタイト!!

TLT virtical FT12のトーピースとヒールピースの間に置くと、前後のクリアランスは5mm無い!!
※という事は290mmでセットしたら干渉したかも・・・

不幸中の幸いという事で、2本のインビス位置をポンチして
インビス挿入
上記と同じ様にインビスをセット・・・・

でアイゼンもインビス用のビスで固定・・・と思ったが
予定していたビス(5mm×12mm)で行けるかと思っていたら
頭の皿が取り付けアダプターのツラから1mmほど飛び出る!!
コレでは使えないので11mm?ないしは10mmの長さのビスを専用で用意しないと行けない。
コレでTLT用のビスは4種!!!!
コレはメンドウだ。

コレで全てセットし終わったので

  • ■一旦、インビスを外し、
  • ■BJウェルド(24時間硬化エポキシ)を練る
  • ■角穴に爪楊枝でしつこく塗り付ける。
  • ※かなりしつこく塗り付けないと、底に行き渡らない。
  • ■インビスを取り付け用のビスに取り付け、インビスにもエポキシをたんまり塗る。※特に先端部分とネジ溝にも楊枝で行き渡らせる。
  • ■ボルトに取り付けたインビスを、最初は手でねじ込み、タップを崩さない様に挿入する。
  • ■手で入る所まで入れタップにそって入っている事を確認して
  • ドライバーで締め込む。
  • ■そのままだと空気が入っているので、何度か戻し空気を抜きツラ位置まで締め込む。
  • ※多めにエポキシを入れているので溢れるが、インビスの中に入らない様に気をつけながらボルトを外す。
  • ※はみ出たエポキシは、この時点ではほっておく。
  • ■全てセットし終わると、幾つかの空気が抜けきらなかったビスからは
  • 徐々にエポキシが溢れる場合があるので、出来るかぎりヘラなどで取り去る。
  • ※インビスの中にエポキシが入ると何かと面倒なので注意。
  • アイゼンのテンプレート
  • ■24時間放置。念のためスキーは水平を保っておく。




後日、取り付け



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