2014/10/20

シールの収納考#2[Cooltex CT40のTip]

たたむか?巻くか?

Cooltex CT40を一昨年から使い出し、とても気に入っているのだが
CT40でチトシートでたたんで収納するとなると、Geckoに比べメリットが薄い・・・・
せっかくCT40を使うなら、CT40ならではの巻き取り収納の方がトラブルのリスクも減りが減る。

巻き取り収納の良い点は

  • 収納時・使用時、接着面をさらす事無く作業が出来る。
  • チトシートを必要としない。(持たなくてすむ)
  • 収納時折り目を気にしなくてすむ。(折り痕も残らない)
  • テールクリップがプラプラしない。
これらのメリットは、CT40ならではの糊面の構造によるものだが
只一点だけ、注意しないと行けないのが、糊面同士の貼り付きだ。

ソレ故に、小屋での乾燥時や、稜線などで風にあおられ糊面同士が触れたりしないようにしなければならない。

そう言った意味合いからも、巻き取り収納はメリットが在るのだが
巻き取り時、最初の一巻きだけは注意が必要だ。

最初の一巻きをフック部から始めずに、シール部から巻き始めてしまうと、糊面同士が接触する可能性が在り、
一度そうなると、接着部分のリカバーはできない。

実際の雪上で風のある中、シールを剥がしながら巻き取る作業はグローブ越しには中々上手くいかないときもある。僕の知人でも何人か、テール部分の吸盤を飛ばしている。
対策としては、チトシートを丸めて、テールフックを巻き始めると、巻き易く、トラブルも避けられる。

もっと簡単に、キレイに巻けないか、そもそもチトシートを丸めたもの・・・というのが、スマートじゃない?!
写真1

最初の一巻きを、スマートに巻き、テールフックの凸凹を気にせず巻く為に・・・・
考えました!
要はCT40用の巻き取り芯。
ただの芯では、かさ張るだけなので、テールフックが芯の中に納まるもので、軽いもの・・・
※当初ビニールチューブ等も検討したのですが、重量もサイズも合わず・・・

で、得意の100均!
ありました!!
ヘアカーラー(写真1)
芯の中にクリップを突っ込んで・・・
コイツに穴を開けてテールフック部を芯の中に納めると、あとはクルクル巻くだけ。
芯があるので正確に巻ける。
※コノヘアカーラー、表面にマジックテープのオス側が巻かれており、シール面が直接くっつく事が無いのも具合が良かった。

写真のCT40はまだカットしていない未使用品なので、少しゴツい。実際はもう少しコンパクトになるはず。
チトシートを挟んで畳んだものと比較すると、2枚で同じようなサイズにはなってしまうので、コンパクトかと言うと微妙・・・

※今回は加工されてないが、トップフックにクッションコードで作った輪を通しておけば丸めて止めておく事も可能だ。
山ではいつも広いスペースが取れる訳ではないので、1つ1つの始末が良いのは助かる。

6 件のコメント:

  1. Kさん初めまして、私もCT40信者のShinと言います。シールの収納考#3に加えてもらえたら幸いです。レビューしてみてください。Kさんのご意見が聞いてみたいです。
    イージースキンセーバーを使用していますが、2mくらいの板まで収納できます。
    テールクリップを外してトップの金具の位置まで剥がします。
    二つ折り返し部分をスキンセーバーでつまみ被せてしまいます。
    袋からはみでたトップとテールを折り返して完了です。
    装着するときは
    トップの金具を引っかけて、テールクリップを引っ張ってセットすれば完了です。
    のり面が雪に触れないので初心者向けだと思います。
    取説との違いはイージースキンセーバーをシールの真ん中から被せることで倍の長さが収納でき、TST185cmでも楽勝です。

    返信削除
    返信
    1. Shinさん、レスありがとうございます。
      僕も、「イージスキンセイバー」はG3の時に購入して、CT40でも何度か使用したのですが、CT40はVOLKLの191cm用なのでスキンセイバー自体は、素早い作業が出来て具合は良いのですが、納まりが少し悪くて畳み直しをする場面が・・・折る所を決めてしまえばそんな事も無いと思います。
      基本的には、スキンセイバーとCT40は相性良いと思います。

      拙い文章ですが、読んで頂きありがとうございます

      削除
  2. Kさんさすがです!
    イージースキンセーバーの2倍の長さを袋の中に入れてしまうというこのアイデアを、私が考えたのですが、Kさんも考えてやられていたとは、、、共感します。
    私はHOJI187cmを使用していて袋から出る長さはトップ15cmテール15cmくらいで全て袋の中におさめられているので、折り返したこの部分がセッティングの時に時間短縮に役立ち、パーフェクトかと思っていました。これからもブログ更新楽しみにしています。

    返信削除
    返信
    1. いやいや、スキンセイバーの延長はイメージとしてはありましたが、作ってはいませんよ(汗!!)
      確かに長いセイバーがあれば一番早いかもしれませんね。

      個人的にはザックに余裕が無いので、極力コンパクトにならない物かと・・試行錯誤してました。

      板が長かったり、太いとシールが比例してボリュームも増すので、困りますよね。

      削除
  3. 初めまして、よっしーと言います。シールの収納方法で良い方法ないかなと色々調べていてこちらに辿り着きました。
    このカーラーの方法凄いです!
    もし良かったらこの方法をやらせてもらいたいのですが、私はG3を使っているのですが、糊面と毛の部分を張り合わせても大丈夫でしょうか?
    たとえば、毛が糊面について良くないとか、他に良くない事とかありますか?
    よろしくお願いします。

    返信削除
  4. よっしーさん、レスありがとうございます。
    早速、問い合わせの件ですが、G3/BD等の粘着性のグルータイプは、表と裏を重ねるのはNGと思います。
    上記の方法はCT40ならではの方法になるかと思います。
    G3であれば、個人的には「イージースキンセイバー」の使用が圧倒的に簡単になるかと思いますよ。
    正直、CT40でも「イージースキンセイバー」の方が施工も回収も早いとは思います。

    返信削除