2015/03/23

2015'スキーブーツの保温#1

断熱?射熱?シート
新しい断熱素材を手に入れた。
自宅の増築を検討中のため、その際の[断熱][射熱]素材を探していた。

「アストロフォイル」と呼ばれる遮熱/断熱に優れた素材があるのだが
いわゆるプチプチの梱包材の両面に純度の高いアルミの蒸着がされたものなのだが、かなりの断熱効果がある。
しかし、断熱層がプチプチであるが故、厚みからスキーブーツに使用するのは難しい。

決まって、アルミの蒸着シートのようなものをくるむ位しか結局無かった。
現行のインナーブーツも、靴底、爪先にアルミの蒸着シートが貼付けてある。
厚みにして1mm弱。

効果の程は、相変わらず気休め程度・・・・

しかし一般的に販売されている断熱、保温をうたう商品に、このアルミ蒸着フィルムを使用したものは多い。

要は、アルミである以上熱伝導はむしろ高いのだが、アルミによる輻射?射熱?を狙ったものだと思われる。

以前、インナーブーツをエマージェンシーシート(レスキューシート:アルミ蒸着フィルム)でラッピングしたことがある。
コレは大失敗!!
イメージとしてはレスキューシート同様、保温、輻射熱で幾らか保温性が高くなるかと考えたが、レスキューシートは、身体との間に空気の層がある事により、保温と輻射熱が利用出来るので、密着してしまっては、輻射熱どころか、アルミの放熱(ラジエター効果)の方が高くなり、逆にどんどん熱が失われる。
結果、30分もしないうちに足が痺れる程に冷え、ロッジに駆け込みひっぺ剥がした事がある。

つまり、アルミ蒸着のシートはスポンジ等の断熱層があってこそ機能すると言える。
「断熱」という事に関して機能するのは、スポンジ層であり、アルミ自体には「断熱」という機能はない。

よってアルミ蒸着シートとスポンジで構成される、アルミシート・銀マット等は、基本的には、熱源(身体)に対してアルミ面は外側である方が好ましいと思われる。

しかし、上記にも書いたように、「断熱」という点では結局スポンジの中の空気の層による効果がポイントになるが、結果空気の層の厚さ、つまりスポンジの厚みが断熱力を左右する。
僅か1mm程のスポンジが付いたアルミ蒸着シートでは、熱源も小さいインナーブーツには効果は期待出来ない。
今回取り寄せたサンプルは、厚さ0.5mmほどのどちらかと言うと、厚紙のような質感で射熱性は98%
但し、アストロフォイルの様に断熱層が無いので、本来は住宅の外壁下に張り、部屋カベとの間に何らかの空気の層を作る事で断熱効果があるとされている。

その特性から考えるとインナーブーツの外に貼る方が良いと思われるが、素材的に少し硬いので、今回はインソール裏に貼って使ってみようと思う。
若干厚みが増すのでサイズ感が変わるかとも思うが、もしキツければインナーの外皮に貼ろうと思う。


もう、ゲレンデも緩んできていて、保温のテストには向かないが、ブーツの冷えは永遠のテーマなので少しでも改善出来たら良いと思う。

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