2015/04/27

グランドシート&スノーフライ[mont-bell ステラリッジテント2]

今頃、グランドシートとスノーフライを買った。

去年?ステラリッジ2テントを買ったはいいが、グランドシートもスノーフライも買わぬまま・・・シーズン終了。
流石に、もうスノーフライは出番が無い。

それなら、グランドシートはコレからのシーズンには必要だ。
というか、テントと一緒に買うべき物ではある・・・

しかし、コノ2つ・・・以外に高い。

とはいうものの、コレからのシーズン、グランドシートはいるので、作るか買うか迷っていた。
ただ、純正のグランドシートは、フライと合わせて、タープにも使えると・・・
そして、ふとNETを見ると、今安いよ・・・との情報が!
まあ、買い時だな。

結局、情報のショップには無くて、モンベルのネットショップでアウトレットで出ていた。
僕はモンベルメンバーではないので、送料がな~と思っていると
スノーフライと一緒なら送料無料でいける・・・・

まあ、仕方が無いね、「どうせいる物だから」と言い聞かせ
久々「ポチっ!」

今届いた・・・


さ~ていつ行くんだ?テン泊!!

2015/04/16

DIY:パウダーリングを切ってみた[Black Diamond ウイペット&トラバース]

今シーズン買い足した装備にストックが有る。

BC用のストックについては、長らく迷っていたが・・・
BDの[ウイペット]を使うなら、対は[トラバース]でしょ。

今まで使っていた伸縮カーボンストックと比べると、明らかに重く、滑り出した瞬間、「重!」と毎回思うが・・・選択の余地がない。
まあ、[ウイペット]との組み合わせを考えないなら、選択肢は有るが・・

以前から中々、BC用のストックが決まらなかった要因に「リング」が有る。

ハードな斜面でのトラバースの際、ストックがいちいち弾かれるのがストレスだった。その為、リングは半月か?ある程度柔らかいか、稼働域のあるタイプのモノが良いなと考えていた。

※一部のストックメーカーや、m◯ntbell等のラインナップに有るにはあるが、可動するタイプは、極端に選択肢が少なく、重量がかさむ物が多かった。

半月型は、BDの[コンパクターバスケット]という商品があり、BDのストックには交換が可能。

当初、交換しようとも考えたが・・・・
まあ、切ってしまえばいいか・・・・と

[ウイペット]と[トラバース]に付いているリングは[パウダーバスケット]。
直径100mm
およそ、90°分程をカットしてみた。

形状的には、[コンパクターバスケット]と似たような形状になったので、これで、リングの向きをコントロールすれば、幾らかは弾かれる事も少なくなるかと?

ただ・・・・・カットしてから気がついたが

トラバース時、キックターンするたびにリングを回すのか?
ストラップに手を通すのかにもよるが、なんとも微妙な使用状況になるな・・・

ましてや、[ウイペット]使用時は、山側が[ウイペット]だよね?
利き腕が[ウイペット]?

[コンパクターバスケット](半月リング)が、今ひとつ使用率が低いのはここか~(苦笑)



2015/04/15

ホットワックス考[浸透の為のTIP]#4

なぜ?今期、スキーベース(ソール下地)は、早く仕上がったのか?

あえて理由を上げるとすれば・・・
  • アイロンの温度
  • ワックスの順番

くらいか?
ペーパーの不使用もアイロンの高温化の1つだろう。

アイロンの温度については、以前は「ベースが緩む」という理由から、低温で溶けるワックスは低温で溶かす様にしていた。
まあ、クリーニング目的であれば、やはり低温で溶かしてスクレイピングする方が目的には合っているとは思うが・・・

しかし、「浸透性」※1という点では、以前記載したSWIXの古いカタログからの転載だが右記のグラフで見る限り、明らかに高温でワクシングする方が浸透する事を示している。
※おそらく、コレはワックスの溶解温度に関わらず、アイロン温度は高い方が浸透すると思われる。
右記の注釈にも有る様に、コノグラフは正確には浸透とは謳っていない。
「1㎠に吸収されるワックスの重さ(mg/㎠)」
となっている。
※1:浸透と吸収の表現はメーカーでも余り正確にその使い分けが無い。コノ当時のswixはこのような表現をしていたという事だろう。
ソール内の無数の気泡の空気とワックスがトレードオフした量という事と思われる。ソレを吸収と呼ぶか浸透したと呼ぶかは、難しい所だ。

ワックスは、「おでん」よろしく、染み込むのは、冷めて行く過程で浸透して行くと考えているのだが、ソール(ポリエチレン)には無数の穴?があり、熱を加える事でよりその穴が広がるというような表現がされる事が多い。その為、高い温度の方が、より穴が広がる?(膨張する?)と思われる。
同じく温度は高い方が冷めるまでの時間も長いとも言える。
もちろん室温によりますが。
※これまで、個人的にはアイロン温度はなるだけワックスの溶解温度ギリギリというのが理想と考えていた。
ソレは、ソールのダメージや、ワックスの変質を嫌った為だが、アイロンによるワックスの浸透を考えた場合、上記の図が示す様に、高温での処理の方が効率が良いのが解る。
とはえ、今期、高めの温度設定でアイロンしたと言ってもWCのチューナーにみられるアイロン温度150°などという事は無いし、せいぜい120~130°くらいの事。

それでも、上記のグラフでも解るが、100℃〜120℃の間に大きな変化点が有るのは伺える。おそらくはソール(ポリエチレン)の膨張が始まる温度域を越えるか越えないかで、ソール側の状態に大きな差があるのだろう。
今シーズンは全般的に、この変化点を越えた温度でのワクシングが多かった?のか・・・

[浸透の為のTIP](仮定)
アイロン温度は120℃以上!?

次に・・・ベースに使ったワックスがすべて同一メーカーで揃っていたことが、もしかすると大きいのか?
ただソレもどうかな?・・・ベースを単一メーカーで仕上げた事は何度かある。
ただ、フッ素入りのトップワックスまで、ほぼ、Holmenkol以外をほとんど入れていないと言えば・・・入れていない。
今期、卸したAventuraは、確かにHolmenkol含有率95%くらいかも・・・しれない(笑)
これまでも様々なメーカーを使ってきたが、塗り易い、浸透し易い、柔らかい、硬い
ざらつく・・・など、意外に純パラといっても差が在る。ベースを作る際のベースのパラフィンが同質の物の方が親和性が高いのは容易に想像がつくが、これまでもそれは、Holmenkol以外でもやったことがあるので、決定的な差があるとは余り思えなかった。
まあ、Holmenkolが特に優れたベースワックスなのか?と言うと・・・これまでも使ってきたワックスなのでソレも微妙・・・。
※ただ、1台のスキーに対してHolmenkol率95%は、かつて無い程の純度ではある・・・

[浸透の為のTIP2]
(仮定)
単一メーカー率95%以上!?

ただ上記のアイロン温度程は根拠にとぼしいい・・

となると、次に思い当たるのはワックスの順番?

確かに今回も最初こそ、イエローやレッド、グリーンと単品を複数回づつ重ねていたが、滑走後は、イエローも織り交ぜながら、常に
柔らかいワックス⇄硬いワックス
を繰り返していた。(120℃オーバーで)

以前、シーズン終わりに手に入れ、翌シーズンまでじっくりと仕上げた板(Ogasaka GS23)なども結局、シーズンが始まってしまえば、レッドをベースに時々グリ−ンのヘビーローテーション。
ただ、温度域の順番だけは凄く気にしていて、
イエロー→レッド→グリーン
だから、
レッドの後にイエローという事は無いし、グリーンの後にイエローで終る事も無い。

[浸透の為のTIP3](仮定)
柔らかいワックス⇄硬いワックスを交互に入れる!?

印象から言えば、あれだけ手間をかけてワクシングしたOgasaka GS23よりもAventuraの方が滑る印象。
柔らかいワックス⇄硬いワックスを1クールとして、柔らかい方のワックスは、板を温めるため位の割り切りで、すぐにスクレイピングした。
その後の硬いワックスも、グリーンなどはHolmenkolでも、ほどほど硬いため
レッドを少し混ぜるなどして、馴染ませていた。
結果、イエロー+グリーンもしくは、レッド+グリーンのミックスをヘビーローテーションしているのとあまり変わらない気もする。

コレくらいしか、Aventuraだけがベース(下地)が早く仕上がった理由が思いつかない。

ただ、コレまでは、12月に届いた新車など、シーズン中に仕上がる事など無いと考えていたので、コレからは上記のTIPでワクシングしようと思う。

2015/04/13

ホットワックス考[早くベースをつくるには?]#3

チマチマ、ワックスばかり掛けていると、流石にもう「いいね」という所がある。
板は使えばそれなりワックスも消耗するが、ウイークエンドスキーヤーの僕の滑走量では下界で、ワクシング出来る時間の方が上回るのはあたりまえだ。

もう手持ちの愛機(スキー)は家族の物まで必要にして十分ワックスが入っている。十分にワックスが入った状態「下地(ベース)が出来た」という状態は前回書いたとおり。自分也の基準がある。

今年、新車(Aventura)を卸したのだが、やけに速く「下地が出来た」という状態になった気がする。

これまでも、新車時は、それなりに手間をかけるし、ワクシングの回数もさほど変わらない様にも思う。

今年の(ベース作り)ワクシングに何か違いがあったか?

◯全般的にアイロンの温度が高くなっているかも・・・

※自宅用のアイロンが温度調節出来ないタイプの為、全般的に温度が高め

◯ペーパーを使う事がほぼ無かった。

※これまでも使用は少なかったが、今年は雪もキレイだった事も在りほぼ使ってない。

◯ベースワックスからトップワックスまで、Holmenkolで統一されていた。

※いつもなら、銘柄をとわずイエローからグリーンまで様々なメーカーを使用していた。

◯ワックスの順番を変えた

いつもなら、イエロー×6回、レッド×6回、グリーン×3回とか単品をしばらく重ねるのだが、今回は最初こそ2回づつ行なったが、その後は、
イエローの次にグリーン、レッドの次にグリーンと言った感じで、柔らかいワックスでスキーを温め、硬いワックスを入れるというような事をしていた。
ただ、シーズン中のワクシングは室温も低く、硬いワックスは溶け難いので、グリーンは混ぜて使う事も多かった様に思う。

◯Aventura(VECTERGLIDE)がストラクチャーの無い仕上げ。

※ストラクチャーの無いスキーが久しぶり、個人的な感じではストラクチャーがある方がワックスは入るイメージあるが・・・・?

思いつくのはこれくらい。

今までも新車、特にニューモデルの場合、どうしても手もとに届くのが12月という事はよくあり、そこからベースを仕上げるのは、無理だと思っていた。
どうしても、本格的に滑走性が良くなるのは次年度という印象。
※だから、毎年新車や、毎年チューンにだしてしまっている人は、本当の滑走性を知らないんじゃないかな・・・とすら思っていた。

個人的な指標を示しても、滑ると言う状態は相対的に比較するのが難しいので、「そうだ!」とは言えないのだが。
Aventuraは、仕上がった。

これまでも、もっと手間ひまを掛けてワクシングした板もあるのだが・・・比較してもコイツは滑る。フッ素を入れたからとか、高いワックスを入れたとかでなく、ベースが出来ている。

さて・・・何が良かったのか・・・

今までも同じ以上に工夫してワクシングしてきたのに1ヶ月でソールが仕上がるなんて?

続く・・・かな・・・

2015/04/11

ホットワックス考[ソールが出来たって?何?]#2

「良く滑るって?どんな状態???

今期、新車(新しい板)Aventuraを卸したのが12月。
そこから、せっせとワクシングし、ようやくソールのベースが出来たと感じ出したのが1月後半。
その間、パラフィンワックスをイエローからグリーンまで、おおよそ25回以上35回未満?正確に記録した訳ではないが、回数で言えばソレくらいはホットワックスしたと思う。
今回ソールが出来上がったと感じるのが、意外に速かった印象もあるが、なにしろこの「ソールが出来た」というのも個人的な感覚で、ワクシング時の条件も線引きが難しいので、比較その物が出来ない。

ただ、僕の中で「ソールが出来た」というのは明確にあり。
所有の他のスキーと比べて、遜色無く滑る状態の事だ。

※その他、「当たり!」というのはまた別。

コノ「ソールが出来た」という状態を説明するのが難しいのだが、新車を卸したての状態で、せいぜいイエローからグリーンまで2ローテーションしたくらいでは、エッジが咬む感じ、引っ掛かるイメージがあるのだが、ワックスの回数を重ね、ある所からスキーが横にも動くようになってくるのだ。

イメージとしては、平らな所で、スキーを履いた際、前後にスキーが動くが、横に動かすには意図的にエッジを緩めて動くのが普通の「滑る」だとすると、僕の「ソールが出来た」良く滑るという状態は、まるでビベルを落としたかの様に、スキーが足下で円を描ける程、自由に横にも滑る状態とでもいうのか。

「縦に滑らせる負荷」=「横に動かす負荷」

が同じくらいになる。
少し大げさかな?

もちろん、エッジを落としている訳ではないので、角度を付ければエッジは立つのだが、いわゆるフラットの状態での、スキーの動きが変わるのだ。
これは、これまで何度も経験してきて、友人に僕の板を貸すと、「よく滑るけどビベルつけ過ぎでしょ!」とか、「エッジが甘い」と言われる事がよくある。
しかし、僕の板はビベルは0.5°だ。

まあワクシングと比較すれば、エッジを触る機会は少ないが、理由はソコじゃない。

余り共感してもらえる人も少ないのだが、スキーは十分にワックスが行き渡ると、
「スキーは横にも滑る様になる。」
というのが持論!?


スキーの前後の縦の滑走性と横への滑走性がほぼ同じになる感じ。
ココまでソールが仕上がっていると、後は時々パラフィンワックスを補充するだけで、滑走性はキープ出来る。
ハイフッ素ワックスの持ち(持続性)も高くなる。
少ない滑走日数ではあるが、2、3日でワックスが切れるという事は無い。

上記に書いた「当たり!」と言う状態にするにはむしろワックスを掛けずに、少しワックスが少なく?馴染んだ時の方が明らかに滑走性が上がる。

この辺りも、一切「共感」して頂けないTIPだ。

ただ、残念なのは、どんなに滑るソールを作れても・・・・
僕はレーサーでも、コペティターでもないんだよね〜(笑)

2015/04/08

ホットワックス考 [ ハイフッ素ワックスって?]#1

ハイフッ素の季節ですが・・・?

「ハイフッ素ワックス」フッ素の含有率が比較的高いもので、
主に滑走ワックス、トップワックスなどと呼ばれる。
各メーカー毎に、フッ素を含まないハイドロカーボン(パラフィン:ワックス※添加物が入らない事から、純パラなどとも呼ばれる)から「低フッ素」と呼ばれる、少しフッ素のは入ったもの・・・沢山フッ素のは入ったものまで、各温度帯ごとにラインナップされる。

ココ最近の石油の高騰で、スキーワックスもかなり価格が高騰し、ハイフッ素のワックスなどは、とてもじゃないがおいそれと買える値段じゃなくなった。

ただ、これからのシーズンは、雪に多くの水分が含まれているため、フッ素含有のワックスが有用だとされる。

そもそも「滑る」という状態が、相対的に比較する事が難しいのに、ホットワックス用のワックスというのは、対費用効果が解りにくい。
価格が3倍のワックスが3倍速かったり、3倍長持ちしたりすれば理解しやすいのだが・・・

よく、ネットでも
「ホットワックスしてみたけど滑らない!」
「ホットワックスなんて無駄です!」
とか、ネガな意見も多い。

個人的には、「そんな事は無い!」と反論したい所だが、効果的なプロセス、コストを考えると、とてもじゃないがおススメするには、あまりにもコストパフォーマンスが低い。
上記のような意見が出ても仕方が無い様に思う。

要は、価格と手間程の効果が少なく。解り難い。
だからといって、効果がない訳ではなく、複数の条件を満たさないと、分り易い「(良く)滑る」という状態にならない。

僕自身も、かなりワックスマニアの類いに入る方だと思うが、
今だに「(よく)滑る」という状態の線引きが難しい。

ただ、WC(ワールドカップ)で他の方法が持ち入れられない事からも、少なくとも最高峰の滑走性はホットワックスを欠いては得られない。
もちろんWAXだけでは無いですけどね。
少なくとも現時点ではホットワクシング抜きで最高峰の滑走性は得られないのではないかと思う。

では、レジャーでホットワックスが有用か?
正直に言います・・・微妙です。

まして、ハイフッ素の高額ワックスがいるか?
これも・・・微妙。てか・・・要らない。

ただ、これからのシーズンに限っては、その効果は幾らか高い。
限られた回数、もし1回しかワックスをしないのなら・・・
フッ素入りのワックスは有用だ。

正直、ハイフッ素を掛け過ぎたスキーは、ベースを作る事が難しくなるので

僕も、自分の板にはほとんど使わないですけどね。
※フッ素がソールに残っていると、パラフィンワックスが弾かれ、入りニクくなる。

長くなったので、また・・・続く

スキーのソールコンディション?[ ROSSIGNOL ]

今期、ワックスとスペースを使わせて頂いた事も在り
ホームゲレンデでお世話になっている人のスキーにワクシングする機会が多かった。
と、言っても週末だけだから、回数にしたらさほどではないから、どの板もソールが出来た!という程までは行かなかった。

スキーはファットにSG/GS2台/SL2台・・・すべてROSSIGNOL。
毎年、メーカーから1台新車がとどくらしい。

ROSSIGNOLのプロパーモデルだとは思うが、ショートモデルだからか?
ストラクチャーは無い。
※ファットはもちろんロングも入ってなかったような・・・

ただ、ROSSIGNOLのソールはかなりのレベルでフラットだ。
エッジのビベルも無い。
サイドは分らないが、角度がある様には見えない。

無骨な印象の仕上げだが、好感が持てる仕上り。
OGASAKAの様にプレチューンをうたっている訳ではないので、ストラクチャーもビベルも無いが、チューンベースとすれば、自分でプレチューンの仕様が決まっている人にはコノ方が良いだろう。
※SGの古い板もあったが、気持ちがいい程トップからテールまでドフラットだ。
幅もアールも小さいから、反り難いせいもあるかと思うけど・・・

この辺りのプレチューンの考え方もメーカーそれぞれで面白い。

ワックスをかけていても、やはりメーカー、グレードによって個性がある。
まず持って、ミドルエンド以下のモデル、子供用などは、エッジが高く、物によってはトップ、テールの最大幅付近の凹みが目立つ。

トップモデル等はその辺りは流石に少ないものの、メーカーによってバラツキがある。
印象的にはキャップモデルは、全般的にエッジが高い印象。
あと、スキーのトップシート側にあれこれ何かギミックが着いた板は、
少なからずソールの凸凹がある場合が多い。

今はどうか知らないが、昔購入したSALOM◯Nの某ミドルエンドモデルを購入した際、左右でエッジの太さが違っていることがあった。
内と外で太さが違うならまだ良いのだが・・・
ペアの板が同じ様に右が太く、左が細いと言った状態で何ともならなかったことがあった。
エッジも高くて、削り込んで行くとテールのソールが無くなっちゃうよ!とチューンショップで言われた。
当時のキャップスキー全般によくあった話しだ。

最近はエッジチューンのマシンが良くなりエッジの仕上りというのはかなり精度が出ている様に思う。
メーカーによっては、プロパーモデルより選手用とされる限定モデルの方が仕上りが荒いメーカーもあるようだが、その辺りもメーカごとの考えがあって面白い。

ワクシングばかりしていると、ソールの状態、ベースエッジの状態というのは、ある程度解ってくる。
そして、ワンシーズン同じ板をワクシングしていると、スキーの状態の変化も少し気がつくことがある。

自分のOGASAKAや、VECTERでは余り気にならないのだが、同じサンドイッチでもROSSIGNOLは、シーズン後半エッジが高くなってきていた。
シーズンの後半、来期の板が来た事も在り、明確に比較出来た。
新車は、かなりフラットでワックスをかけていて解るのだが・・・
今シーズンモデル、今期使用していた板の方は明らかにエッジがアイロンにあたる様になっていた。

要は、使用しているうちに、ソールがコンベックス(凹)になってきていた。
と言っても僅かなのだが、同じようなサンドイッチのOGASAKAはビベルがある事もあってか、さほど気にならない。
VECTERは、一カ所(トゥーピース裏)に若干の凹みが最初からあった。おそらくこれは、スキーの仕上げではなく、ビンディングの取り付けの問題だ。本当は一度外して取り付け直しをすれば、ましにはなると思うが・・・面倒でやっていない。
※TLTやテレマークなど、小さいスペースで強い固定を要求されるビンディング、もしくはボードの様に比較的薄い板はソール側に影響が出易いようだ。

スキーのフラットについては、日本人程外国では気にしないと言う。
まあ、スキーの仕上りを見るとお国柄・・・国内仕様という物があるな~とは思う。

来期モデルが出そろう季節、各社新しい構造や、サンドイッチに原点回帰するメーカーなど、とかくメーカーの戦略は新しい構造、素材、仕組に終始する。
しかし、実際の乗り味は、スキーの最後の仕上げで随分と印象は変わる。
得てして、試乗会の板というのは、ビンディング、プレートの違いはもちろん。プレチューンされた物も多い。

なかなか、試乗でスキーのコンディションまで配慮して乗り比べるのは難儀。
そう考えると、最終仕上げに差が少ないのもメーカーの性能だなと思う。


2015/04/07

ジャンク板[DIYビンディング付け直し]

ブーツサイズ変更に伴う、ビンディングの付け直し?!


※通常ビンディングの取り付けは有資格者による取り付けが義務とされており、厳密には保険等の対象にならない場合もあるようなので、参考にされる際は、くれぐれも自己責任という事をお忘れなく。

流石に処分しようと思っていた、嫁さんの古い板。
カービング第1世代?!
それでも、欲しいという人がいたので、ワックスをかけ直し
エッジも最低限整え、アーマーオールで拭き上げた。

で、そもそもブーツは入るの?
一度ブーツ預かってきて。

と嫁さんに伝えると・・・・来たのが
某量販店のビギナーモデルのブーツ。
まあソコまでは想定内だが・・・なんとソールサイズが323mm!!
マジか!!
嫁さんのブーツが284mmだから、完全に調整範囲を超える。
何をどうしたってハマる訳が無い・・・

ソレも、付いているビンディングはプレート無しのMARKERの下位モデル。

これは、付け直すしか無い・・・・

ただ、MARKERのアルペンビンディングのテンプレートは、TYROLIA,SALOMONなどとは違い、方々探したが、
ネット上にどうも公表されていない。

仕方が無いので、ビンディングを外しビス位置をトレース。
スキーの指定センターからビス位置を計る。

ソレをブーツサイズに合わせて、ネットからDLしたテンプレートに加筆する。
つまり、ブーツセンター284mm(285mm)のマークからトゥーピースのネジ位置とヒールピースのネジ位置を加筆する。

これまで、baron13もDYNAFIT等もコチラのテンプレートで付けたので、慣れた仕様のものを利用した。
※プリント罫が太くて、あまり精度の高いテンプレートではないのだが、まあ0ベースで作るよりは楽。

285mmでビス位置が決まれば、あとはトゥーとヒールのテンプレートを325mm位置にブーツセンターを合わせ直せば良いはず。

テンプレートさえ出来れば、木ネジでの通常取り付けはさほど難しくはない・・・

ブーツセンター(スキーセンター)とスキーの幅に対しての縦のセンターラインを引き・・・
325mmでブーツセンターを合わせ、ビス位置をポンチするだけ。

後は、以前買い置いてあるMarker専用のドリルで穴開け。
キリの付いた専用ドリルは、ポンチにドリルセンターも合わせやすく、深さも、皿モミもワンアクションで済む。

後は防水液を穴に入れて、ポジドライバーで締め上げるだけ。

とは言っても、かなり古い板だけに経年劣化もあるだろう・・・
今シーズン数回使って頂ければ幸いだが、来年には捨てて頂く様言っておこう。





2015/04/06

スキーブーツの「冷えの構造」を考える#1

スキーブーツのシェルは、ポリウレタン樹脂が主原料として使われている。
同じプラスチックでも、様々特性も違ううえ、メーカーごとに若干の違いはあるが基本的にプラスチックという素材は断熱等の温度をコントロールする事には向かない素材だ。
金属ほどでは無いものの、決して伝導性の低い素材ではない。
※僕は化学の知識は何も無いので、ネットで調べ実践してみるのみ。
もしも間違いや、もっと効率的なアイデアがあれば、是非レス頂きたい。

熱の伝わり方というのは3つ(だそうだ)
  1. [伝導熱]
  2. [対流熱]
  3. [輻射熱(放射熱)]


[伝導熱]
熱は個体液体気体の順で熱を伝えやすい。
特に最近のスキーブーツは、伝導性が高い様に思う。

[対流熱]
熱を蓄えた気体や液体が移動する事で、熱が移動する事を指すのだが
スキーブーツの密閉空間では、ほぼ無視して良いだろう。

[輻射熱]
これが一番解りにくい、空気や物質を介在せず、熱が電磁波の形で物質から物質へ伝わる現象。太陽光により感じる暖かさは、空気が温められて感じているのではなく、太陽の熱エネルギーが電磁波の形で届いている結果。インソールやインナーブーツに銀色の素材、アルミ素材が使用されるのは、この輻射熱の利用を促す為だと思われる。

そして、熱は高い所から低い所へ移動するという事。

よって、スキーブーツの場合、足の体温が[伝導]もしくは[輻射]により外気に触れているシェルから、逃げている割合が多いと考えられる。保温を考える場合、如何に熱源から近い所で、熱の移動を妨げるかが重要と考えた。

しかし、スキーブーツはデッドエア(空気層)を作るのが難しい。
近年、上級者用とされるブーツは、その性能と引き換えに、フォーミングが難しくなるくらいタイトな形状になり、インナーブーツもどんどん薄くなっている。
タイトフィット=スポンジパッドの減少となり、実質的な空気層の減少に繋がっていると思われる。
ましてや、厚いソックスを履く事などスペース的にも難しく。たとえ履けたとしても、逆に血行不良による「冷え」の心配が出る。
※ウェアでいう所のレイヤリング的思想は有効だが、スペース的な理由から、かなり限定的される。個人的には、スマートウールのミディアム厚のソックスが、1stレイヤー。
長期のBC時はその下にスキンメッシュを履く。その分スマートウールは薄手の物に・・

昔のブーツもさほど暖かいものではなかったが、ウエアが寒い記憶はあるが、今程、ブーツが冷たかった記憶は薄い・・・当時のブーツは、長靴形状で、隙間をフォーミングやスポンジパッドで埋めてフィット感を出していたので、今のブーツ程、足の形状にそっていなかった分、スペースがあり、使われるスポンジも今程、高密度でないため、断熱層として機能が高かったのかもしれない。

となると、現行のスキーブーツはタイトな形状故に、[対流]以外による熱損失が高い。
インナーブーツの外皮と僅かなスポンジが直接シェルにダイレクトに触れているのだから、足の熱はどんどんシェルを通して、外気に逃げてしまう。

そして、インナーブーツは他の装備に比べ透湿性が低い。
要は蒸れるのだ。結果、汗は熱の伝導を高める。ますます冷えやすくなる。

あと、意外に熱の損失が大きいと思われるのがバックル。
一般的なバックルの素材はアルミ。金属の中でも熱伝導の高い素材だ。
コイツはリベットやボルトにより固定されるため、貫通したボルトやリベットがダイレクトにインナーブーツに触れる。
大きなラジエターを付けてブーツ内の熱を放熱しているような物だ。

某保温用アクセサリー(マ◯キー)も今期からバックルの露出をやめたニュータイプになった。おそらく理由は同じだろう。

マス◯ーの様にシェルの外に伝導性の低いとされる外皮(ネオプレンゴム)を巻く事で、保温というよりは、シェルの外気との温度差を幾らか低くおさえ、伝導による熱の損失を幾らか押さえる?

そう言った点ではマス◯ーは、アプローチとしては正攻法だが、以前も書いた様に価格程の効率は高くない。
そもそも、主材のネオプレンゴム(クロロプレンゴム)もウエットスーツなどのイメージも在り保温性が高いようなイメージもあるが、数値的にはポリウレタンとさほど伝導性は変わりなく、構造、素材からも大きな期待は難しいように思う。

つづく・・・?